宮澤賢治さんの世界は まことに不思議の世界。
その世界に没頭している作家のお一人が書かれた文庫本を 愛読しながらも しっかり理解できないところが多々あった。それは 勉強不足で車輪止めの小石のように肝心なところで超えられない。
最近 知人との雑談中に その作家先生は実に気さくな人物…という。そこでモチベーションを上げて…もう一歩だけ前に進もう…と厚かましくもサインをお願いしたら…戴いちゃいました。(^▽^)/
しかも 「千の人に…」の重要なキーワード付きのサインでした。
おそらく 賢治さんの昭和六年夏ごろの「兄弟像手帳」記載の詩
「見よ桜には おのおの千の 位置ありて 青々と 日にかがやける あり…(以下略)」からの引用で 決して訓示的意味合いでなく…あなたもう一度 そういう視点で読んでみてくださいな…という感じの 示唆と解釈。
母が卒業した「花巻高等女学校」の跡に 今も残る桜の園の風景を思い出しながら 人と人とを繋ぐ縁というものに 再々々挑戦してみよう…と俄然本気モードになってきた次第・・です。
「余花に逢ふ再び逢ひし人のごと;高浜虚子」