25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

日曜日の喫茶店で

2015年03月29日 | 日記
 もうすぐ桜が満開だというのに寒い。今日、日曜日、バリ島にいくので、荷造りをした。スーツケースに必要なものをいつものように放り込むだけであるが、忘れてはいけない書類や本充電器やSDカードやらには神経を使う。空港に前もって重いものを送っておくので、日常使うものはその日に運ぶことになる。

 バリ島ではウブドからサヌールに引越しをする。再びサヌールに戻る。やや気温は高いがやはり空港かたは近いし、海のそばでもあるし、良い物件が出たので、そう決めた。そして今回を潮目として前線から引退することにする。継承してくれる人がでてきたので、その引き継ぎのためにすんなりバトンタッチできるように事前準備をしにいくのである。そして最後に、最新の開発したクリ二カルなマッサージをみなで点検し、ビデオにおさめる。

 大阪に前泊することになる。大阪では福井の男性が会いたいというので、会うことになった。そんなこともあって、バリ島関係だけの荷物だけではなくなり、少々面倒臭い、と思ったが、縁はいなもの、味なものと、いうから、砂漠緑化関係の資料や空中井戸の資料なども用意することにした。こちらは当日運ぶものである。僕の商売は知的財産権を作り、売ることである。

 午後の二時頃から喫茶店にいき、のんびりと週刊ポストや新潮に目を通した。ついでにフライデーも見た。我々の財務大臣をしている麻生太郎という男の似合わないボルサリーノ帽に辟易した。さらに彼の毎夜のごとく通う会員制サロンバーでは年に800万円弱、しかも政治資金で払っているという記事と写真を見て、やっぱりゲスな野郎だと思った。

 「朝まで生テレビ」という討論番組は先週の金曜日は「アベノミクスと格差」がテーマであった。しかしながらどうやら、出てくる人たちは貧困とは縁のなさそうな人ばかりで、しまお東京に住んでいる人たちばかりで、貧困のことや地方のことなどの実態はしらないだろうと思う。
 えらそうなことばかり言っていると、いつか泡を食う日があるかもしれんぜ、と思いながら見ていた。テレビもすっかり萎縮していて、安倍を批判する古賀茂明などにはどうやら圧力がかかっているらしい。
 だんだん、いやな感じの世になってきている。

 雑誌を読んでいると、思い出すことも多い。特にオウム真理教事件から20年が経ち、逃亡犯も全部捕まり、松本智津夫を証人とする裁判ももうなくなったということから、死刑の執行日のことが取り沙汰されている。
 彼らは空からサリンをまく計画であった。その一歩手前で一斉捜査に入ったのだった。
 ISよりもすごい計画であったといわざるを得ない。それが日本で起こった。押収された大量のサリンも隠匿されているらしい。

 喫茶店でのんびりとコーヒーを飲みながら読んでいるのである。気楽なものではある。
 中東のような砂漠の多い国々で、いつの日か経済発展をする日が来るのだろうか。そんなことも思う。大前研一が言うように、九州と同じくらいの面積のオランダが農産物輸出で世界第二位である。国が大きいところは米や麦やとうもろこしなどの大量生産に向いているから、オランダはトマトとかポテトとか、面積を必要としない農産物に特化したらしい。そして省庁を再編して、このプロジェクトをやり遂げたらしい。米作りは面積的に言えば日本には不向きな農業だと言える。農民から農業経営者の感覚が出てくれば、日本も優秀な農産品を海外に輸出できるのかもしれない。
 そんなことあんなこと、わずか1平方メートルもない席で、頭は情報をピックアップしていく。コーヒーを飲みながらだ。これは驚きではないか。