25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

うんざりさ

2015年07月22日 | 日記
安倍首相はアメリカの後方支援を隣の家の火事に例えて、フジテレビに出演して、説明した。すると、火事を戦争に例える首相の頭の悪さがネットで酷評された。
今回の安保法制には幼い子供をもつ母親たちが敏感に反応したのと、戦争経験者も敏感だった。
さらに国立競技場の問題が連日話題となり、批判にさらされた。1000兆円を越える借金を自国民の貯金をまさに担保していて、財政赤字が膨らんでいくというのに、2,500億円を使うというのは、あまりにも、税金の使い方が杜撰であると、桝添東京都知事が500万円に拠出要求を受けて、明らかになってきた。マスコミのマスコミ人たる嗅覚は鈍かった。本当は、オリンピックが決まった時点で問題にするべきだった。

東大生がコンパでの焼酎イッキ飲みで死亡した。酔いつぶれてから4時間も放置していたとして、死んだ学生の親がその場に居合わせた学生を相手に、警鐘として、1億6千万円ほどの賠償金を求めた。イッキ飲みするのもアホだが、イッキ飲みを囃し立てるのも、僕は断じて好きでないし、しないので、こういう学生の風習のようなものも克服できないでいる現代の若者にも失望した。

若者と言えば、彗星のごとくあらわれた小関也朱篤(こせきやすひろ)の泳ぎだった。これまでの平泳ぎの常識は三角形をつくって手でかくのだが、彼は肩甲骨の柔らかさで、四角形をつくって手でかくのだった。かれは日本新記録を500m、100m、200mでも更新し、ついに世界大会に登場するのである。

こういうことにはすごさを感じるが、なにせ、社会を方向づけていくのは、政治家や東大生などである。これにはうんざりする。