25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

体の管理

2016年07月01日 | 社会・経済・政治

  この前、友人のお父さんが亡くなった。10日前に知り合いの女性の夫が亡くなった。今日は二つ隣りの家のご主人の葬式である。

「酒を飲み過ぎると、やっぱり早死にするな」

「僕はガンマGTB 100越えてますよ」と友人は言う。

「そりゃあ、あかんのやないの」

 酒を自分の適量より少しでも多く取ると、翌日はやや体が重い。だるい場合もある。これは内臓に、特に肝臓に影響しているのだろう。

 僕も休みなく1合半の日本酒と芋焼酎のオンザロック1杯を飲む習慣ができている。

 ワインの時は、続いてウィスキーにしている。まだましだと思うことは食べながら食べることなのではないか。

 このところずっと歩いているので、カロリー消費量もわかる。なるべく、栄養バランス(炭水化物60% たんぱく質15% 脂質25%)を意識して、食べているつもりだが、酒の分、夜は炭水化物を減らしている。

 糖質抜きダイエットはとても危険である、と発表されている。それはそうだ。筋肉を作るのはたんぱく質と糖質である。炭水化物=糖質を抜いてしまうと筋肉の糖分を脳に与えなければならなくなる。すると筋肉量が減る。リバウンドが激しい、脂肪の多い体となる。また脳は糖質の90%を使う。つまり糖質がないと頭が働かなくなる。僕は四時間は集中して頭を使うので、その辺も意識している。まあ、気を付けているのである。

 体重を減らしたり、増やしたりしていると、心臓周囲に黄色い脂肪がかぶさってくる。これを写真でみるとびっくりするが、栄養食だと言って、野菜中心にしたり、糖質を抜いたりして、健康自慢している人に多いような気がする。心筋梗塞や脳梗塞が待ち受けていることを知らない。企業広告戦略か、書店に並ぶ本などで、伝染されるのだと思う。ちなみに糖質抜きダイエットを提唱した人は若くして早々と死んでしまった。

 もうすぐ91歳になる母親はよく食べる。間食も大いにする。すると、最近、三度ほど吐いて、下痢をした。病院に連れていけ、というが僕は連れていかない。病院にいけば、検査が待っている。胃カメラ、腸の撮影、断食もしなければならない。それだけで体力が弱る。齢を考えれば、よく食べることが以上で、胃は齢なりに小さくなり、小腸の栄養吸収力も衰えてきている。さらに運動不足であるから、1300キロカロリーくらいでいいのではないかと思っている。

 母にそう言い、食べ物を減らすと吐き気もないようになった。人間はうまくできていると思う。不要なものを自然に吐き出すのだから。

 今日は暑い。必ず全国で熱中症が起きる。このニュースを聞くと、いつも信じられないことだ、と思う。昔、昭和30年代、40年代と熱中症のことなど心配してことがなかった。日射病と言っていたと思うが、これほど騒がれていなかった。すでにテレビがある時代だったのに。水が大事と言っていた時期があり、今は、水と塩分になっている。若い人の腎臓とお年寄りの腎臓の機能の違いも一般にわかるようになっている。

 寿命が延びれば延びるほど、医学が進歩すればするほど、政府は困る。そのツケは若者たちにくる。それを思うと、なるべく病院に頼らず、自分で体の管理をし、天寿を全うできればいいと思うが、そこが難しいところだ。EU離脱の問題の背景にもそういう人間の年齢の問題がある。