25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

暑かった土曜日

2016年07月03日 | 日記

   公民館で「樹木講座」があるというので、楽しみに出かけた。会場には30名ほどの人とがおり、この人数に驚いた。 

 僕はこの地方に植生する「照葉樹林」の各樹木の見分け方と名前を知りたかった。ところが、内容は期待にはんして、「松」と「ブナ」だった。申し訳なかったが、前半で打ち切って、講習会を出た。

   実家の茂る樹木の枝を切ったのを日干しにしておいたので、全部燃やしてしまった。小学2年生だという近所の子が見にきて、手伝いをしたいそうなので、手伝ってもらった。「風が吹くとよく燃えるぞ」とか、「緑の葉はまだ乾いていないから、煙がでて、そのうち乾くと、ボッと火がつくぞ」などというと、その通りになるのでこどもは喜んでいる。

   暑い日だった。汗だくになったあと、今年初めての「かき氷」を食べた。店ではエアコンがかかっているので、そのうちかいた汗が冷たくなってきて、有名な「週刊文春」も途中で読むのをやめて、イーオンに行った。

 友達と会った。釣り船を始めたという。半日で5000円。一日で7000円だと。今年はいま、本ゴチがよく釣れるという。生き餌を用意するのも面倒なのか、ルアーで釣るらしい。僕はルアーフィッシングは常に巻いては投げる繰り返し投げなので、釣りの妙味が感じられないのでやらない。

夜は奥田英朗の「無理」という小説を読んだ。2006年の小説であるが、現代の問題と同じである。勝ち組と負け組。生活保護、主婦売春、派遣、アルバイト、契約社員、介護、詐偽、ブラック企業、新興宗教、沈みゆく地方都市の暗さばかりの小説だった。特に感動もなかった。