25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

夏休み

2017年08月14日 | 日記

 マクドナルド、コメダは連日超満員である。尾鷲北インターと尾鷲南インターをつなぐ国道42号線には日頃の2倍、倍というような車が走っている。国道沿いの店は稼ぎ時だろう。

 ぼくの住む港町では日頃といっこうに変わらない。津波を恐れて引っ越した家が空き家となって残っている。盆で帰省する人もガランとしたなかに埋もれていくように、気配が感じられない。子供たちで賑やかだったのは近所では若いうちに入るぼくの家だけかもしれない。

 日本も一ヶ月ほどの休みがとれればいいのに。ヨーロッパの先進国ではやっているのに、どうして日本ではできないもだろう。「働き方改革」はどこまでやるのだろう。そんなことを思いながら注文の順番待ちをマクドナルドでしていた。 

 人手が不足しているのか、注文を聞き、勘定をし、ドリンクを作り、補充類を補充し、トレイを拭きと、てきぱきと素早く元気に大活躍している店員の様子を見ているだけで楽しい。ああ、おれはあの動きはできないな、とも思うのは悔しいが、娘が子育てをするエネルギーもすごいと思ったし、総じて、「力」というものが減衰しているように思える。例えば、「眠る力」がそうだ。眠る力も昼の身体エネルギー消費に比例して、メラトニンが不足するのか、五時間経つと必ず目が醒める。そしてその後は浅い夢みがちの時間が続く。深く眠れそうな秋が待ち遠しくなる。今日でお盆も終わりである。