桑田佳祐のことにちょっと触れただけで、アクセス数がグンと増える。だからというえわけでもないが、もう少し桑田佳祐について書きたい。彼が作る歌にはちょっとエロナな歌詞もある。普通に歌詞内容がわかるような歌い方で歌えば、エロだとわかるが、歌詞がわからず、桑田が歌っていると、これはスペイン語なのかな、と聞き流してしまう。彼はちょっとしたお笑いを歌詞に入れたり、なんとか風、例えばクールファイブ風や、ザ。ピーナツ風だとか、弘田三枝子へのメッセージ風だとかの歌があり、彼のアルバムの楽しみのひとつでもある。
高田みずえに作った「蒼いパリッシュ」という歌は素敵だ。中村雅俊に提供した「恋人も濡れる街角」も大ヒットした。ぼくは「蒼いパリッシュ」が好きで、以前はカラオケにもあったのだが、いつの間にかなくなってしまった。残念なことである。「若い広場」も朝ドラが始まって五ヶ月になろうとしているのに、まだ登場しない。「悪戯されて」はすでにカラオケにもあるし、「オアシスと果樹園」もあるというのに、どういうことなのだろう。
ときどき暗い歌もある。「東京」は暗い悲しみと叫びでいっぱいである。
昭和の一番よいときに生まれて育ち、大学でサークルを作りま、そのまま音楽の世界を駆け抜けている。成長、バブル、停滞、政権交代、極右政権誕生でアベノミクスまで、死の欠片に驚かされて、前へ、前へと進んでいる。
月刊誌「PEN」は今月桑田佳祐をまるごと特集している。