日々、大地震の犠牲者の数が増えていく。
いや時間毎である。
恐るべき自然の力であり、深い傷だ。
余震が続いている。
日本列島本体や周囲で亀裂が深まっているのだろうか・・・。
不安である。
あらかじめ用意していた黒鳥の記事がある。
今日は、その黒鳥をアツプしたいのである。
白鳥は優雅で冬の陽射しを浴びて輝いている。
黒鳥はその裏返しのように、闇の暗さと深さを連想させるのである。
黒鳥が毛繕いをしている。
余念が無いのである。
黒鳥の湖
そのイメージからの連想
おだやかな水面に軌跡をえがいて
遊弋する黒鳥の向こうにきみは何を見たのか
黒鳥の影の向こうにきみはどんな来世を見たのか
陰々として黒鳥が醸し出す空気の色は
おそらく予想もできないカオスなのだ
玩具箱を投擲した嬰児の時代に
きみは母の胎内で深く傷つき涙を枯らし
胎内に悲しみの種子を撒いてきてしまったというのか
黒鳥が水面を滑空して舞いあがるとき
たおやかな羽毛が強靭にしなり
きみを水中に叩き込むのを
時間という流れは笑って見ていたのだった
黒鳥が黒い羽毛の下に隠した純白の綿毛は
だがしかしきみを包み込み際限もなく暖め
きみを聾落し溶かしてしまう
きみは体液だけになって昇華していく存在であるのか
黒鳥のおそるべき能力は
ただ黒く見せるだけではなく
奈落の淵へと誘っていく引力であるのだ
きみはそれを意識することもなく他愛もなく
絡めとられていったのだ
きみを救いたいと欲するとして
黒鳥と折り合っていくのは至難で
苦痛を伴う責めが繰り返されるのだ
耐えることでしか解決しないと
知る
知ることは悲しく辛いのだ
黒鳥が不気味に振り返った
その眼光は鋭く恐怖の奈落を見せている
きみは笑い飛ばすように言った
今度ね
と
彼の視線は意外に鋭いのである。
ぼくはドキっとしてしまった。
黒鳥の黒い羽の下には、純白の羽が待っている。
いや・・・潜んでいるのである。
湖には白鳥だって遊弋している。
やはり優雅ではある。
水の色、そらの青に良く似合うのである。
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荒野人
いや時間毎である。
恐るべき自然の力であり、深い傷だ。
余震が続いている。
日本列島本体や周囲で亀裂が深まっているのだろうか・・・。
不安である。
あらかじめ用意していた黒鳥の記事がある。
今日は、その黒鳥をアツプしたいのである。
白鳥は優雅で冬の陽射しを浴びて輝いている。
黒鳥はその裏返しのように、闇の暗さと深さを連想させるのである。
黒鳥が毛繕いをしている。
余念が無いのである。
黒鳥の湖
そのイメージからの連想
おだやかな水面に軌跡をえがいて
遊弋する黒鳥の向こうにきみは何を見たのか
黒鳥の影の向こうにきみはどんな来世を見たのか
陰々として黒鳥が醸し出す空気の色は
おそらく予想もできないカオスなのだ
玩具箱を投擲した嬰児の時代に
きみは母の胎内で深く傷つき涙を枯らし
胎内に悲しみの種子を撒いてきてしまったというのか
黒鳥が水面を滑空して舞いあがるとき
たおやかな羽毛が強靭にしなり
きみを水中に叩き込むのを
時間という流れは笑って見ていたのだった
黒鳥が黒い羽毛の下に隠した純白の綿毛は
だがしかしきみを包み込み際限もなく暖め
きみを聾落し溶かしてしまう
きみは体液だけになって昇華していく存在であるのか
黒鳥のおそるべき能力は
ただ黒く見せるだけではなく
奈落の淵へと誘っていく引力であるのだ
きみはそれを意識することもなく他愛もなく
絡めとられていったのだ
きみを救いたいと欲するとして
黒鳥と折り合っていくのは至難で
苦痛を伴う責めが繰り返されるのだ
耐えることでしか解決しないと
知る
知ることは悲しく辛いのだ
黒鳥が不気味に振り返った
その眼光は鋭く恐怖の奈落を見せている
きみは笑い飛ばすように言った
今度ね
と
彼の視線は意外に鋭いのである。
ぼくはドキっとしてしまった。
黒鳥の黒い羽の下には、純白の羽が待っている。
いや・・・潜んでいるのである。
湖には白鳥だって遊弋している。
やはり優雅ではある。
水の色、そらの青に良く似合うのである。
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