エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

被災地から離れているぼくたちが出来る4つの事

2011年03月17日 | 日記
被災地の方々のご苦労を共有して、誰でも出来る4つのことを。
ネット上の記事をそのまま記載します。




1、省エネを強く意識しよう!

今回の地震の災害は甚大で、現在は特に電気供給に不安が生じている状態にあります。執筆時点の情報によれば、首都圏の一時停電も検討せざるを得ないようです。おそらく、その他のエネルギー資源についても輸入に頼ることが多いため、供給の不安定さは生じることと思います。

そこで、特に東京電力管内にお住まいの方については、自分の生活に支障がなかい程度に節電、省エネルギーに努めてみてください。これは助け合いになります。

少し厚着をして暖房を控える、家族は続けて入ってお風呂の沸かし直しをしないなど、なんでもできることをやってみてください。ムダな明かりを消すだけでもいいです。一般的には、熱に関する器具が電力消費が大きいといわれます。各自工夫をしてみてください。

2、買いだめの「しすぎ」に注意

物流の不安もこれからやってきます。被災地への支援物資が優先されるため、一般向け流通が減少したり、被災地での生産活動がストップすることにより、今後食品などの流通量が減少することと思われます。

買いだめをある程度行うことは、個人や家族の生活を守るために必要かもしれません。しかし、無用な量の生活物資の買いだめはしないでください。もしかすると、本当は無用な買いだめで、別の家族が生活必需品を確保できなくなってしまうかもしれません。

絶対にやってほしくないことは、買いだめ品を捨てること。生鮮品を買いだめしたけど食べずに捨てるようになるような、もったいないことはしないでください。被災地では卵も牛乳も、あらゆる食品が自由に手に入らない状態にあります。まさに「もったいない」の精神を発揮することは、あなたの家計だけでなく、遠くの被災者の支援にもつながるはずです。

3、移動は公共機関をできるだけ使う

今のところ、関東首都圏地域では被災は軽微であり、多くの人が車を利用しています。しかし、これからたくさんの支援物資を全国から東北方面へ運ぶことになります。また、余震が起きることがあれば、首都圏でも緊急車両が都内を駆け巡ることになります。地震の当日は都内でも渋滞が発生し、救急車両の移動に支障が生じていました。

また、ガソリンの輸入・流通にも支障の出る恐れがあり、当面の間はガソリンの供給不安もありえます。被災者支援のための動力源に、優先してガソリンを使ってほしいところです。そこで、ガソリン消費を抑えるライフスタイルにしばらく切り替えてみてはいかがでしょうか。

たいていの場合、電車やバスなどの公共機関のほうが安上がりなことが多いですし、使用するエネルギーも少なくてすみます。できればしばらくの間、移動にはできる限り公共機関の活用をお願いしたいです。

4、できれば寄付を

最後のお願いは寄付です。自分の生活に無理のない範囲でかまいません。年収ベースでいえば、1%程度でもかまいません(それでも立派な金額になると思います)。寄付に協力してみてください。

個人的なアドバイスとしては、寄付金控除をとって、来年の確定申告に活かすようなところに振り込んでみてはいかがでしょうか? 寄付金控除を取るためには、基本的には振込となるので、募金箱より早くお金が届くと思います。また、信頼できる団体のみが寄付金控除の証明書を発行できるので、支援の気持ちも確実に届きます。

ネットで「寄付金控除」で検索して団体を探し、ネットバンキングや銀行の窓口で振り込んでみてください(振込手数料無料のところも多いです)。なお、個人の判断で直接モノを送らないようにしましょう。不要な物資が届いても、現場の混乱を招くだけです。

また、ポイントを寄付に回すようなサービスもありますので、利用してみるといいでしょう。1人の未使用の100ポイントも、1万人分あれば100万の力になります(例えば、Tポイントはネット経由でポイントを寄付に回せるようです)。

今回はたまたま被災軽微であった私たちも、もしかしたら大変な被災に遭った当事者になっていたかもしれません。誰もがボランティアに駆けつけることはできませんが、何か力になりたいという気持ちを持つ人は多いと思います。

ここでは「今すぐに誰でもできる」小さな支援を4つご紹介しました。ひとりひとりの力は小さくても、合わせれば大きな支援の力になります。自分にできる範囲でかまいません。被災軽微な立場だったからこそできる取り組みをしてみてほしいと思います。

ぼくの従弟はTポイントを全部寄付したそうです。
ぼくもこれからTポイントを寄付しに行こうと思っています。

1から4のタイトルの色をオリーブ色にしました。
オリーブは、連帯の色であり、共同することのシンボル・カラーでもあります。


オリーブの木というイタリアの政党連合がありました。
一度だけ政権を取りましたが、空中分解してしまいました。
ぼくたちは、手をつなぎ合って決して手を離さないように連帯して前に進みましょう。



この誰でも出来る4つのこと、宣伝して下さいね。
そしてもう既に実行されている方は、ご自分の経験を広めましょう。



このバナーは、旅行や宿泊の時に利用させていただいている旅行会社です。
この大震災以降、あらゆる企画を中止して義援金を集めています。
ぼくも趣旨に賛同してバナーを貼り付けました。
一度訪問してみて下さい。



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                荒野人

レンゲソウに寄せる・・・悲しみに耐えて咲く

2011年03月17日 | ポエム
レンゲソウ、学名はゲンゲ(紫雲英)Astragalus sinicusである。
実に春を告げる可憐さで咲く越年草である。

ゲンゲの花のミツは、良い「みつ源」になる。蜂蜜の源となる蜜源植物として利用されている。



花言葉は「あなたは幸福です」「あなたは私の苦痛をやわらげる」「私の幸福」である。
花の優しさもさることながら、いたいけな心根の花言葉である。






        レンゲ


      れんげの花が一輪咲いて
      心なしか寂しげに春を告げている

      自然の摂理のまま
      無邪気に顔を出したというのに
      世間の風は冷たく場違いな眼差しが傍らを
      通り過ぎていく

      本当はもっと慈しむ眼差しに満ち
      歓喜に溢れる声や
      そっと触れてくる柔らかな手の暖かさが
      ぼくを励ますはずだったのに

      レンゲの独白を
      ぼくはそう聞いた
      その視線はきみに与えられたのではない
      自己中心的な人の営みに諧謔的に
      示唆されたのにすぎないのだ

      自然の摂理を喜べないドタバタした悲喜劇
      人の悲しみを忖度できない悲喜劇なのだ
      人の苦しみを自分のものとして共有できない現在人の
      悲喜劇なのだ

      レンゲよ
      咲き誇れよ
      薄紫で透明な花弁をはり出し
      無邪気に咲き誇れよ






ギリシャ神話では、祭壇に捧げる花を摘みに野に出た仲良し姉妹の話が有名だ。
ニンフが変身した蓮華草を誤って摘んでしまった姉のドリュオペが、代わりに蓮華草に変わってしまう。「花はみな女神が姿を変えたもの。もう花は摘まないで」、と言い残したというのである。

悲しい話であるけれど、美しい。


「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」とは、江戸時代に滝野瓢水が詠んだ俳句である。
遊女を身請しようとした友人を止めるために詠んだ句で、蓮華(遊女)は野に咲いている(自分のものではない)から美しいので、自分のものにしてはその美しさは失われてしまうという意味である。



ちなみに、ゆでた若芽は食用にもなる(おひたし、汁の実、油いため他)のである。
あの被災地にレンゲソウが咲く日が来るのだろうか。

必ず来るのだと信じて、ぼくたちは応援しなければいけないのだと覚悟しよう。
節電にも努め、身近な視点を高めたいものである。






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