いよいよ夏である。
持ち歩く歳時記は、春と夏の二冊。
紫蘭は、五月から六月にかけて咲く・・・と云うのだけれど。
じつは春に咲き初め、もうそろそろ終る。
鉢植えの紫蘭の花・・・とか云う歌があったけれど。
やはり地植えの紫蘭が、綺麗である。
「ひと雨の過ぎ去る午後の紫蘭かな」
紫蘭の花言葉は・・・。
「お互い忘れないように」 「変わらぬ愛」「美しい姿」「楽しい語らい」である。
白の紫蘭があるけれど、それもまた見応えがある。
でも、ぼくはやはり紫の花が好きだ。
白の清楚さも捨て難いけれど、薄紫は高貴な色である。
知り合いの女性で、色白美人がいる。
その女性は、色白だけでなくほんの少しだけ白以外の色を持っている。
それが良い。
一色の美人など、物の数ではない。
ぽっと上気した色合いは、なんとも艶かしい。
荒 野人
持ち歩く歳時記は、春と夏の二冊。
紫蘭は、五月から六月にかけて咲く・・・と云うのだけれど。
じつは春に咲き初め、もうそろそろ終る。
鉢植えの紫蘭の花・・・とか云う歌があったけれど。
やはり地植えの紫蘭が、綺麗である。
「ひと雨の過ぎ去る午後の紫蘭かな」
紫蘭の花言葉は・・・。
「お互い忘れないように」 「変わらぬ愛」「美しい姿」「楽しい語らい」である。
白の紫蘭があるけれど、それもまた見応えがある。
でも、ぼくはやはり紫の花が好きだ。
白の清楚さも捨て難いけれど、薄紫は高貴な色である。
知り合いの女性で、色白美人がいる。
その女性は、色白だけでなくほんの少しだけ白以外の色を持っている。
それが良い。
一色の美人など、物の数ではない。
ぽっと上気した色合いは、なんとも艶かしい。
荒 野人