おきなぐさ・・・と読む。
おきなそう・・・ではない。

翁というには、あまりにも個性的である。
少しばかり毛深いけれど、毅然として花開く。

こうして見ると、その個性は際立つ。
山野草の、珍しい花である。

蕊の有様も良い。
色合いは決して良いものではないけれど、気品のある花である。
この花弁が、枯れると・・・

こうなる、のだ。
この白毛状のもおは、オキナグサの実である。
まるで老人の白い髭のようである。

「オキナグサ白毛状の実の爆ぜる」

かくして、この花は「おきなぐさ」と呼称されるのである。

まさしく、翁の髭である。
オキナグサは、晩春の季語である。
節季で言えば立夏が過ぎた。
実質は、夏隣である。
荒 野人
おきなそう・・・ではない。

翁というには、あまりにも個性的である。
少しばかり毛深いけれど、毅然として花開く。

こうして見ると、その個性は際立つ。
山野草の、珍しい花である。

蕊の有様も良い。
色合いは決して良いものではないけれど、気品のある花である。
この花弁が、枯れると・・・

こうなる、のだ。
この白毛状のもおは、オキナグサの実である。
まるで老人の白い髭のようである。

「オキナグサ白毛状の実の爆ぜる」

かくして、この花は「おきなぐさ」と呼称されるのである。

まさしく、翁の髭である。
オキナグサは、晩春の季語である。
節季で言えば立夏が過ぎた。
実質は、夏隣である。
荒 野人