エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

柿若葉

2016年05月15日 | ポエム
柿若葉は、優れて若々しい。
自らの青春時代を想起出来る。
ただし、柿若葉は夏だから・・・優れて滴るというべきか。



この若葉は天麩羅にすると、偽りなく美味い。
大好きである。

茗荷の若い茎も、あわせて天麩羅にする。
天つゆで頂いても良いけれど、ペルーの山の塩で頂くと美味さが増す。



柿若葉は、目に優しい。
疲れ目の時は、柿若葉を見上げていると目が安らいでくる。

眠気も出てくるので、それだけは注意!
「へんなおじさん!』になってしまう。







「柿若葉一朶の雲の見ゆる窓」







とまれ、この季節にしか味わえない味覚である。
この時期の味覚は、視覚でも美味しいのである。



     荒 野人