エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

青嵐

2016年05月22日 | ポエム
このところ、穏やかな夏の日々である。
木々の梢には、風が気持ち良く霞めて通り過ぎている。

葉擦れの音が、何か?
と囁いている。



青嵐の下をゆくのは、心地良い。
さざめく木々や、瞬きをするかの青嵐である。



空には、雲が千切れるように遊弋する。







「騒めいて気分持ち去る青嵐」







青嵐は、遠慮会釈なく気分を持ち去る。
人の戯言など、無頓着なのである。




     荒 野人