餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

弱いもの

2006-04-04 23:00:00 | 本と雑誌
「赤い風」の中に女性をアパートに連れ込む口実に、銅版画を見せようとか、貝殻のコレクションを見せようというのがありました。当時のアメリカの女性はそういうのに弱かったのかな。銅版画はちょっといいかもしれない。長谷川潔とかだったらちょっといいかなと(こらこら)。壁一面金魚の水槽です、と言われたら心ひかれるけどなー(紀伊国屋文左衛門邸か、調べたら淀屋辰五郎でした)。


探偵と犯罪の「古典」は存在しない

2006-04-03 23:56:50 | 本と雑誌
レイモンド・チャンドラー「赤い風」読了。
マーロウものを含めたチャンドラーの短編集です。目次を見れば私が何故これを読んでいるか一目瞭然でしょう、たぶん。
慣れていないのでちょっと読みづらかったのですが、意外にも一番面白かったのがチャンドラーが推理小説について書いた「序」です。
古典とは、その形式の可能性を費いはたし、けっして凌駕されることのない作品をいう。いかなる推理小説もまだその域には達していない。
面白い人だなあ、と思いました。でも、『盗まれた手紙』を超える作品を書くことは困難ではないって、そこまで言い切っていいの?と心配になりました(友人か)。


参謀

2006-04-02 23:18:46 | 川魚
今年になってから楽太郎(ゴクラクハゼ)の姿を全然見ないなと思っていたら、夕べ久し振りに見ました。土管の奥からじーっと様子をうかがっていました。相変わらず腹黒そう。今晩はちょっとだけ外に出ていました。春だから?


英雄はかっこよく

2006-04-01 23:28:04 | アート・文化
「栄光の大ナポレオン展」を見て来ました。「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」のかっこいいバージョンとリアルバージョンが両方あって面白かったです。まあ、暴れん坊将軍のオープニングみたいな馬では無理な山道だったみたいです。
映画の日だというのでその後「サウンド・オブ・サンダー」を観ました。ブラッドベリ原作のタイムパラドックスものです。見終わった後あれはどういう意味だったのかと会議ができます。修正さえ出来れば現在はぐちゃぐちゃでもいいのね、という結論になりました。