餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

奇跡のコレクション

2013-03-31 23:29:50 | アート・文化
「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」と「知られざるミュシャ展-故国モラヴィアと栄光のパリ-」に行って来ました。
前の日桜が満開になっていました。まずい、京都はすごい人だ。行列ひどいかなと早めに行ったものの「リヒテンシュタイン-」はすいていました、しめしめ、みんな花見に行っていて美術館はかえって少ないのね。割とゆったり見られました。絵はおっきいし色は綺麗だし。華やかです。
道は混んでいるので地下鉄で移動。普通ミュシャ展だと華やかなポスターが並ぶのですが、今回は初期の木炭画やメニューの装飾、下絵や祖国での活動内容が多く来ていました。スケッチを見て思いましたが。ミュシャって無茶苦茶デッサンうまいです。もちろんポスターのもうまいのですが。こっちもすいていると思ったのはつかの間。どんどん人が増えていきました。たまたまお昼で少なかったのね。最初の方を見直そうと戻ったら人だかりで真っ黒だったのでやめました。
桜の名所は避けて移動していたもののあちこちに桜。結構堪能出来ました。川沿いの桜っていいですね。あとは花粉がなければ。
くしゃみしながらアートを堪能しました。


地中に眠る軍隊たち

2013-03-31 00:17:28 | アート・文化
「中国王朝の至宝」と「慈愛のまなざし 小倉遊亀」に行って来ました。
「中国-」もうだいぶん日にちがたっていたので、すいているだろうと思ったら何の何の。古代文明人気高いです。何となく中国って中国人という民族がいて中国と言う文明があると思ってしまいますが違いますね。ほんと他民族国家です。フランスとドイツが一緒どころではなく、ギリシャから日本までの国が全部入っているような。大雑把から緻密まで広過ぎてひとくくりにできません。驚いたのは11個の鐘が吊るされたまま出土したこと。紀元前3,4世紀。鐘はまあいいのですが、梁は木です。2300年から2400年前で腐らなかったのね。漆すごいです。
「小倉-」ざっと見てうまいとは言いがたい絵なのですが(こらこら)、本物が透けて見えます。魂があるのね。富本憲吉さんの器に対する言葉に納得。本物が本物を呼ぶのね。いつもはガラガラの美術館がすごい人。桜が満開でした。みんな嗅ぎ付けるの早いです。
果物の多いパフェがある青果屋さんの喫茶店に寄ったら期間限定のいちごパフェが出ていました。高めだったけどこれでもかといちごが入っていました。期間限定で私の公式風邪薬に認定。そんな評価いりませんか。


昔からどこでも歩く

2013-03-30 00:05:01 | ニュース
最近のニュースで気に入ったのは、中世の本に猫の足跡。固まりかけのコンクリートとか好きそうだけど、本の上もやっばり歩いていたのね。こらっと思ったのはマンホールの中に金魚が2匹。捨てるなっ。
澁澤龍彦「幻想の肖像」読了。
元祖「怖い絵」のような主観的美術評です。男性目線なので内容はかなり違っていますが。すごいなと思うのは選んである絵。どう考えても当時の人気からは離れています。よくこういう絵を見つけて選んで持って来たなと。誰もが知る名作でもないし。しかし何故か見ると目が離せなくなる吸引力が。揺るぎない審美眼を感じます。


人形は眠らない芥子

2013-03-28 00:01:39 | 映画
映画「オズ はじまりの戦い」を見て来ました。
ディズニーのお城のカット、今まではお城の向うを走る汽車からお城の上を通るカットでしたが、今回はお城の中に入っていました。面白い。わざわざキャストを針金で差し出した風にしているのが凝っています。
主人公が女の子ではなくやたら女性に持てる優男というのがなんとも。何股ですか?人がいいのが救いです。オズの世界が綺麗でした。滝落ちは嫌ですけども。