齋藤愼爾編「俳句殺人事件 巻頭句の女」読了。
俳句をモチーフにしたミステリー短編集です。しっとりした話かと思いきや、骨太の社会派あり、ダイイングメッセージあり、時代物ありで楽しめます。五木寛之氏の「さかしまに」が力作です。泡坂妻夫さんの「恋路吟行」は女性の詠んだ句が後で読み返すと恐いです。意外なのは中井英夫さんの作品がほのぼのしていたこと。すいません、突き放すような暗ーいのを期待していました。この引き出しは初めてです。解説にあった佐野洋伝説も初耳です。推理小説代表作選集(日本推理作家協会編)で連続33年間作品が収録…この方、化け物ですか?