餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

サイケデリックです

2024-07-31 00:23:46 | 映画

「劇場版 モノノ怪 唐傘」を見て来ました。
画面が横方向に皺が入ったような和紙に描いた絵のような感じでした。それが動いている。だから日本画が動いているようなのですが、たぶんフルCGね。「えんとつ町のプペル」の色付けが独特でしたが、これもまた面白い試みです。色はもうサイケデリックです。もう原色のようなカラフルな色がグルグル。輪郭はちゃんとついています。しかし大奥の華やかさと現実離れした設定にちゃんと合っている。エンディングの部屋がグルグルは処理数がすごいんだろうなと考えてしまいました。細かすぎて絵に靄がかかった様。面白いアニメでした。
竹岡葉月「石狩七穂のつくりおき 家事は猫の手も借りたい?」読了。
石狩七穂のつくりおき第2弾です。前回派遣切りにあい求職中の七穂は、母親に親戚の隆司君が鬱で休職しているから様子を見に行くように命令されます。隆司君は祖父の残した古民家で情けない姿に。色々手伝っているうちに七穂は自分は家事が嫌でないことに気か付きます。そして家事代行サービス「KAJINANA」を立ち上げます。隆司君は気力を取り戻しリモートの仕事に復帰。そして家に居場所のなかった七穂はその隆司君と暮らすことに。
で、今回は七穂の仕事のあれこれや母親との関係が描かれています。猫も飼いだしましたし。でもこの家事能力は素敵。なかなかやろうという気にもなりませんし(こらこら)。


お腹の肉を一ポンド

2024-07-29 23:14:27 | 本と雑誌

辻村七子「宝石商リチャードの謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会」読了。
宝石商リチャードシリーズ第三幕の二冊目です。主人公はやはり霧江みのる君になるのかな。良太、真鈴の三人で岡山の博物館を訪れたり、中華街の友達の林君のところでごちそうしてもらったり、いろんなイベントが出て来ます。林君のところにヴィンセントがいたりオクタヴィアが出てきたりシャウルさんが出てきたり前のメンバーがちらほら。あれあの人がいるような気がするとギョッとしまいしたが、今回は出てこなかったです。良かった。問題は山積みだけど楽しく暮らせたらいいね。


遭難しかけて着いて

2024-07-28 23:44:57 | 本と雑誌

今日は郊外のフックカフェで読書会に参加。乗るバスを間違えてだいぶん歩くことに。暑かった。会場のカフェは田舎に帰ったような落ち着くところでした。読書会はロシア文学あり、ネパール王宮の事件あり、レコードショップ店員の話あり、不倫あり丁寧な生活の話あり変わった植物の話ありでバラエティーに富んでいました。私は羽生飛鳥さんの「蝶として死す 平家物語推理抄」を紹介(7/2参照)。平家物語で推理小説だなんて面白いじゃないですか。すごい幅の読書会でした。


貴重な話がたくさん

2024-07-28 00:13:49 | 映画

映画「ネオ・ヒロイック・ファンタジア・アリオン」のアフタートーク付き上映会に行って来ました。
展覧会で「描く人、安彦良和」をしている関連で上映会がありました。アリオンを見たことがなかったのでちょどいいかなと。漫画は読んだことあるような気がしていたけどこういう話だったのかと。アポロンが嫌な感じは覚えていました。レスフィーナ無双かも。トークは安彦良和さんと美術家のやなぎみわさん、グラフィックデザイナーの木村三晴さん。初めて安彦さんを見ました。やなぎさん木村さんはファンと言う感じで安彦さんの分析をされていました。ガイヤが漫画と違っているのが山岸涼子さんのデザインだとわかりました。比べると違いすぎです。描く監督安彦さんと描かない監督押井守さんの違いや。安彦さんからはサンライズの悪口?最近のアニメでは「ルックバック」がいいと褒めておられました。またアニメに関わりたいと言っておられて会場から拍手が。それは嬉しい。


ときめく金魚ばかり

2024-07-26 23:43:28 | 本と雑誌

写真・文尾園暁/監修岡本信明「ときめく金魚図鑑」読了。
ぬかった、もう読んだと思ってスルーしていました。読んでいなかったよ。しかしこの本やばい。作者の愛がだだ洩れている。最近の金魚の種類まで紹介してあるのですが、言葉の端々がちょっと違う。ランチュウの説明に「この迫力のなかに、かわいさを失っていないのがすばらい!」と。それってあなたの感想ですよね。いる?わかるけど。うわぁ、金魚ばかだと楽しくなります。それになんとうちの紅葉まで載っていました。「網透明鱗性の和金。透明感と深みを感じさせる体色がポイント!」そうだったのか、全然気が付かなかった。ただのがめつい金魚だと思っていました。綺麗な子だったのね。でこっぱちなんて言ってごめん(2020.1.19参照)。