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大人もハマる絵本

2018-01-22 12:30:50 | ブログ

皆さんは、ヨシタケシンスケさんという絵本作家をご存知でしょうか?数年前、甥へのクリスマスプレゼントを探していた時に、人気の絵本として目立つ場所においてあった「りゆうがあります」を手に取ったのが、私がヨシタケシンスケさんを知るきっかけでした。



大人なら注意したくなる子供のあるある行動には「実はこんな理由がちゃんとあるんだ」という、いわゆるへりくつのお話。鼻をほじるのは、鼻の奥のスイッチを押してうきうきビームを出している!とか、爪をかむのは、大人には聞こえない音を出してゴミ捨て場のカラスを追い払っているんだとか・・・へっ!?と笑ってしまう理由ばかりです。
でも作中に出てくる親たちの反応も同様にへっ!?っと思うような返事で、「充分たのしいから、うきうきビーム出さなくていいよ」とか「へー、この時間にカラスはいないから、音ださないで」と、なーるほどと感心してしまうのです。こんな発想・・・できたらいいなぁ。子供の言い分も、大人の返事も、どちらも楽しいですよね。
甥っ子にプレゼントして以来、自分もほしいけど絵本だし…と1~2年は我慢していたのですが、「なつみはなんにでもなれる」という、女の子がお母さんに何のマネをしているか当ててみて、という絵本がかわいすぎて買ったところから歯止めがきかず、今ではこんなに増えました。


どれも魔法が使えるとか、ドラゴンが出てくるとか、特別な世界の話ではありません。身近な物事でも考えかた次第でどんどん楽しくなってくるお話ばかりで、心が軽くなる気がします。中でも「あるかしら書店」などは、こんな本屋があるかも・・・あったらいいな・・・とむしろ大人が楽しめるお話ではないでしょうか。何とも愛らしいイラストと合わせて、読む度に感心しながらすっかりはまっています。ぜひみなさんも、大人になって固くなった想像の翼をほぐして、一度読んでみてくださいね。(K.N)


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