Explore

相棒CBR1000RR (SC59)でのツーリングや色々
趣味を楽しむブログです(^ω^ 三 ^ω^)

アパレルライセンスブランドと就活の進捗。

2018年09月27日 | 繊維業界の転職
先日行った人材会社の内容が合わない求人案件を片っ端から辞退したんだけども。
そうしたら最近になって片っ端から書類が落ちる。
転職サイトからの希望に添いかねる結果のメール。
人材会社2社から今回はお見送りのメールと電話。
ふむ、昨日今日で応募5→3落ちた。
総合成績で見ると、、7応募のうち、5が落ちたことになる。
落ちたものはしょうがないので、次の案件を探すだけである。
2年前は慣れてなくて落ち込んだ時もあったけど、今回は何も感じなくなってしまった。

メインの頼れる人材会社はコンスタントに求人案件を送ってくれる。
本当にありがたい。てかやっぱり2年前よりも案件が多い気がする。
今日も2つ紹介してもらった。
1社は老舗のカジュアルメーカーである。
ちょっと前に倒産したけど、大手商社の融資で復活したらしい。。。
ってこれ、前職の会社と同じじゃないか。
ただ強力なブランド価値は持っており、事業再生の頃から再建が進んでいるようで、安定して見えなくもない。
担当ブランドはライセンスブランドである。
これも前の会社と同じ。三陽商会のバーバリーみたいな、、って書くと先行きが不安になるな。
直貿で企画生産である。デザイナーがいないらしい。
9年弱いた会社とまんま同じ作り方だから、経験を生かせるのでは?とアドバイスをもらった。
これは、企画デザインから生産管理して納品までを担当するやり方である。

企画生産は、こんな商品作ったらどうだろうか?から、店に並ぶまでをやる。
僕はこのやり方でイラレ・フォトショ・直貿に強くなった。
これの難点は、責任の所在と業務が集中する点にある。
通常はデザイナーがデザインして、仕様書を書いて、色決めて、生産管理が引き継ぎ。
生産管理が工場とやりとりしてサンプル作成と量産をする。
間でパタンナーが型紙を作ったり、検品して工場にコメントを出す。
ブランド事業部の場合、ブランド毎に生産管理がいる。僕の前の会社は縦割りというか、仕入先ベースだったけど。。
プリントのデータだとか、仕様書・パターンの不備はデザイナー・パタンナーの責任となる。
企画生産は、それらを引っくるめてやるので、製品の不備は全て担当者責任となる。
仕様書が遅いと物事が進まないし、プリント柄作るのに何時間もかけるのが難しいというのもある。
パタンナーがいない場合、検品責任も出てくる。
まぁ何か有ってもタイミング次第では、全て生産管理にツケがまわるんだけども。。笑

具体的にどんな分業しているのか分からないが、僕がいた会社では僕が90%近く生産管理したので
効率的にまわった。デザインと生産の割合も1:9くらい、誰もまともに縫製が分からないので
僕がまとめて指示して管理した方が早かったし、毎日現地と話した分、質も向上した。
中国工場の生産管理に各デザイナーが連絡して、別々に何か依頼していくのは本当に効率が悪い。
とある日本人社長が総経理のメーカーなんて、バラバラに言いたいこと言うのやめてください、なんて言われたし。。僕が生産管理寄りになることで、元々専属グラフィッカー含めて企画デザイナー6人でやっていた内容が3人、2人でまわせるようになった。代わりにデザインについてはMDとデザイナー任せだった。

もう1社は、こちらも大手商社の繊維部門のグループ会社である。
担当は百貨店向けのブランド、これもまたライセンスブランド。
ちょっと気になる記述が、、
「企画はほぼOEMや商社に提案させる」
デザイナー、パタンナーがいるのに、これってどういうことだろう。
『誰がアパレルを殺すのか』にも書いてあるが、昨今の洋服の同質化の原因は
企画ごとOEMや商社に投げることである。それを地でいくのだろうか。。
その作り方で生産管理がどう必要になるのか、メーカーのクッションとしか想像できないが。。
ちょっと色々聞いてみたくはある。

セレクト系が落ちるとなると、百貨店、ライセンスブランドから逃れられないような気がしてくる。
百貨店といえば、伊勢丹相模原店と府中店の閉鎖が発表された。
首都圏の百貨店が閉鎖になるという一大事である。前の会社でもよく耳にした店舗だ。
高島屋はSC化の方向に突き進んでいるし、百貨店は重要な岐路にいる。

ライセンスブランドといえば、三陽商会のバーバリー、過去のラルフローレンもそうだし
ライセンス元の海外企業が直営に切り替えるのがトレンドらしい。
直営化の目的は、ブランド価値の再生である。
ライセンシーにハンカチとか、傘とか、その国独自のアパレルを作らせていると
異なったブランドイメージが散見されるようになって、結果ブランド価値が下がる。
それを直営が一本化して企画、製造、販売することで、ブランドイメージが統一出来る。
ライセンス元が全てをコントロールする本来の在り方に戻ったと言うべきなんだろうか。

調べたら、ラルフローレンはちょっと特殊で、ライセンス生産していた日本の会社が合併して
直営会社となったようだ。しかし他のライセンシーは契約打ち切り、または子会社化している。

今までライセンシーに独自の製品を作って販売を許可したり、日本支社の運営を任せて
いたのが無くなる。すると、三陽商会のようにリストラが発生したり、急激に業績不振になる。
前の会社でも過去に有名ブランドが直営になりライセンス契約が打ち切られた。
その場合、在庫がどうなるかと言うと、可能な限り叩き売りで現金化して、余ったら焼却処分である。
生地の柄自体に版権が有ったりするのでバッタ屋に出すわけにもいかない。
事実上、販売停止命令なわけで、契約切れた後、定められた日程以後に販売したら違反となり訴えられてしまう。会社は特別損失を計上するハメになる。同時に販売員やらデザイナーやらを雇い止めにして
相殺するのかもしれないな。

そういえば、バーバリーが不良在庫を焼却処分して世間で叩かれている。
その在庫って元ライセンシーの在庫も含まれているんだろうか・・?

前の会社の事業譲渡先もライセンスをやっていたようで、ライセンスが切れた後、抜本的な事業再編をしたらしい。その頃と今を比べると、年商が100億も少ない、6割減である。僕が4月にネットで見た急激な業績変遷は、これが理由だったのかもしれない。そこからさらに新たな事業再編で譲渡を受け入れる。。やはり辞めておいて良かったかもしれない。

ちょっと話がそれたけども、僕は就活をしていると百貨店、ライセンスというキーワードには敏感に反応してしまう。ただ希望的観測を言えば、ライセンスが安定している限り、椅子取りゲームには参加しないとも言える。
常に座れる椅子が有るというか。あくまで業績が安定している場合の話だけど。
サブライセンスでコラボみたいなことも順調だとか。一定のシェアを確保してまともな競合がいないとか。
とはいえ、トレンドに取り残されるとか、デベロッパーベースの抜本的な変革にはめっぽう弱い。
百貨店がこの先マイルドヤンキーの溜まり場になるようなことが有れば、それはそれでアパレルが泣くだけである。

















失業保険の説明会に行ってきた。

2018年09月27日 | 繊維業界の転職
雇用保険説明会に行ってきた。
職安は失業保険という言葉を使わない。雇用保険と呼ぶ。なぜだろう。
僕は3回目の転職なので、今回で3回目である。
受付で雇用保険受給資格者のしおりを見せると、雇用保険受給資格者証がもらえる。
僕は30〜34歳、勤続1〜5年、会社都合なので、120日の支給である。
資格者証を見ると、事前に調べた通りに記載されていた。
離職理由番号は31である。これはネットで調べると、正当な理由のある自己都合(会社都合)とある。
会社都合という言い方の扱いが微妙である。
しかしこの番号は特定受給資格者となり最も支給が手厚いタイプである。
僕の条件だと勤続年数が少ないので90日だったのだけど、29年度の制度変更で120日となった。
1日分の支給金額、基本日額手当を見ると、、事前に試算したよりも少し多かった。なぜだろう。。
総額で比較すると、4万円ほど多い計算となる。

雇用保険を受け取るまで(会社都合)
離職票を持ってハローワークに行く
申請

待機期間 (7日間)

支給開始
↓(3日〜2週間?)
雇用保険説明会(直近で定員割れしていない日)
↓(〜1週間)
失業認定 (ハローワークに行く)
失業認定書の提出
↓(約1週間)
口座に振り込み

雇用保険説明会は基本的に運転免許の更新と同じ。
1時間ビデオ見て、30分は職安スタッフの説明。
ビデオは受給の資格者についてから始まり、受給制度のあれこれを丁寧に説明される。
ビデオの最後に、不正受給の章が有る。それまでの女性ナレーターから急にゴツいおっさんに変わる。
警察密着24時というか、ドラマに出てくる元ラガーマンみたいなデカに見える。
いつもここで笑いそうになる。。
スタッフの説明は、失業認定書で間違いの多いポイントを念押しされる。
失業認定日には300人ほどが職安に来るらしい。僕も2時間くらい待たされたことがある。
間違いが有るとその度に呼ばれて訂正しないと職安の処理が進まない上に呼ばれない。
書き間違いのまま処理されたら不正ですよーみたいなことをサバサバ話すぽっちゃり女子スタッフ。

説明会は2年前よりもかなり盛況だと感じた。
男6女4か、ほぼ半々くらいの割合。年齢層は40代以上がやや多いかもしれない。
希望退職に応じた元管理職みたいな雰囲気の人も。
しかしその場にいる全員が失業者という、ある意味凄い空間だ。
説明会にフリータイムみたいなの作って、色んな人の失業理由とか聞いてみたい。

僕が5年前に尻の欠陥で入院した時も、食堂にいる全員が尻の欠陥持ちという状況。
飯の時間に話すと、お互いの欠陥具合や術後の経過について語り合う。仕事の事とかも。
あれは中々こころ強いというか、1人じゃないって気がして助かった。
あの時話した明治製菓の人、元気にしているだろうか。。
ちなみに病院外の喫煙所で一緒になった若い女の子にライターを貸したんだけど
さすがに、調子はどうだい??とは聞けなかった。
全然関係ないけど、社会の日常の前線から離れた者同士って意味で、なんか共通点を感じてしまった。