魚が肉と比べて高いか安いかは、一概に言えない。
肉派の人は肉の方が経済的だと考えるだろうし、
魚派の人は魚に軍配を上げるだろう。
肉と、魚とどっちが家計にとって経済的かを比較すること自体、
あまり意味がないのかも知れない。
スーパーの店頭で見る限り、圧倒的に肉を買う人が多いように見える。
きっと、肉の方が調理しやすく、食の好みに合っているのだと思う。
売り場を見ていて、確かに肉の方が買いやすいことが分かる。
その日の献立メニューによって、あらかじめ牛、豚、鶏のいずれかは
決めているから、必要な分量を、予算の範囲で決めればよく、選択の
自由度が高い。今日は高くても美味しいところを食べようとか、懐具合
から安いところにしておこうとか。100gあたりの価格比較が簡単に
できる。
魚はそうはいかない。
アジを2匹とか、ブリの切り身を3切れとか、
人数に合わせて買うことになり、100g当たりの単価で比較することは
ない。だから、肉との比較をグラム単価で比較すること自体がない。
刺身の盛り合わせも、1パックいくらで売っているから、グラム単価の
表示は殆んどない。マグロのサク取りのものは表示があるから、わかりや
すいがこれが結構高く300円/100gから2,000円くらいの幅がある。
高級マグロなら更に高い。
いろいろな角度から見ても、価格比較の視点が定まらない。
それでは、一食当たりの必要量で比較してみよう。
まず、魚の一食当たりの所要量は、どのくらいだろうか。
・切り身 1切れ 80~100g ブリ・サケ・サワラなど
・刺身 1人分 100~150g マグロ・カツオなど
・丸魚の塩焼き アジ 1尾 200g前後
イワシ 2尾 200g前後
サンマ 1尾 200g前後
マダイ 1尾 250g前後
・丸魚の煮魚 メバル 1尾 180g前後
カサゴ 1尾 180g前後
エボダイ1尾 150g前後
*丸魚の場合、1尾当たりの大きさはまちまちであり、大小あるが、
家庭で調理する場合、グリルの大きさや、鍋の大きさに制約
されることが多い。上記のグラム数は、それらを勘案して、
このくらいが適量と考えた。
丸の魚の可食部の比率は、概ね50%であるから、
1食当たりの正味量は75g ~ 125gとなる。
刺身の場合は、好みや魚種の取り合わせなどで、幅が広いと思われる。
いずれにしても、大雑把に言えば、1人:1食100gと考えればよいと
思われる。
肉料理と1食あたりの所要量は?
たとえば、ステーキ。これは肉そのものを食べようと言うのだから、1人前
150g~200gというところだろうか。更に前後あると思われる。
肉じゃがとか、カレーライス、ハンバーグの場合、1人分100gあれば十分
ではなかろうか。あるいはそれ以下かも知れない。
そうしてみると、同じ動物性蛋白の食品、肉:魚の1食当たりの適量は正味
100gくらいと見てよいのではなかろうか。
100gあたりの価格比較をしてみよう。
価格比較は、地域性や購入場所で異なり、単純比較は困難だが、
以下はわたくしの買い物感覚として見ていただきたい。
単位 牛肉 魚 豚肉 鶏肉
低価格品 100g 300円 200円 200円 100円
中価格品 100g 500 300 300 200
高価格品 100g 1000 600 500 400
わたしの結論は、魚は牛より安く、豚並、鶏より高い。ということになるのだが如何。
価格と、素材の美味さ・品質との関連はどうか。
肉類は、一般的に価格が高い方が美味い。美味いものとして評価されるから高いといえる。
ところが、魚は種類が多いから、低価格品だから不味くて、高価格品だから美味いものと、
必ずしもいえないところがある。また、同じ魚種であっても時期や、豊漁・不漁などによ
って価格帯を上下する。大衆魚と言われる、アジ・サバ・イワシだって、いわゆる高級魚
と言われる、タイやヒラメより高いことだってある。
つまり、低位価格で美味しい魚を探して、自分で調理すれば、魚は安いというのが私の
結論。 この続きは、低価格で美味しい魚の条件について考えてみたい。
肉派の人は肉の方が経済的だと考えるだろうし、
魚派の人は魚に軍配を上げるだろう。
肉と、魚とどっちが家計にとって経済的かを比較すること自体、
あまり意味がないのかも知れない。
スーパーの店頭で見る限り、圧倒的に肉を買う人が多いように見える。
きっと、肉の方が調理しやすく、食の好みに合っているのだと思う。
売り場を見ていて、確かに肉の方が買いやすいことが分かる。
その日の献立メニューによって、あらかじめ牛、豚、鶏のいずれかは
決めているから、必要な分量を、予算の範囲で決めればよく、選択の
自由度が高い。今日は高くても美味しいところを食べようとか、懐具合
から安いところにしておこうとか。100gあたりの価格比較が簡単に
できる。
魚はそうはいかない。
アジを2匹とか、ブリの切り身を3切れとか、
人数に合わせて買うことになり、100g当たりの単価で比較することは
ない。だから、肉との比較をグラム単価で比較すること自体がない。
刺身の盛り合わせも、1パックいくらで売っているから、グラム単価の
表示は殆んどない。マグロのサク取りのものは表示があるから、わかりや
すいがこれが結構高く300円/100gから2,000円くらいの幅がある。
高級マグロなら更に高い。
いろいろな角度から見ても、価格比較の視点が定まらない。
それでは、一食当たりの必要量で比較してみよう。
まず、魚の一食当たりの所要量は、どのくらいだろうか。
・切り身 1切れ 80~100g ブリ・サケ・サワラなど
・刺身 1人分 100~150g マグロ・カツオなど
・丸魚の塩焼き アジ 1尾 200g前後
イワシ 2尾 200g前後
サンマ 1尾 200g前後
マダイ 1尾 250g前後
・丸魚の煮魚 メバル 1尾 180g前後
カサゴ 1尾 180g前後
エボダイ1尾 150g前後
*丸魚の場合、1尾当たりの大きさはまちまちであり、大小あるが、
家庭で調理する場合、グリルの大きさや、鍋の大きさに制約
されることが多い。上記のグラム数は、それらを勘案して、
このくらいが適量と考えた。
丸の魚の可食部の比率は、概ね50%であるから、
1食当たりの正味量は75g ~ 125gとなる。
刺身の場合は、好みや魚種の取り合わせなどで、幅が広いと思われる。
いずれにしても、大雑把に言えば、1人:1食100gと考えればよいと
思われる。
肉料理と1食あたりの所要量は?
たとえば、ステーキ。これは肉そのものを食べようと言うのだから、1人前
150g~200gというところだろうか。更に前後あると思われる。
肉じゃがとか、カレーライス、ハンバーグの場合、1人分100gあれば十分
ではなかろうか。あるいはそれ以下かも知れない。
そうしてみると、同じ動物性蛋白の食品、肉:魚の1食当たりの適量は正味
100gくらいと見てよいのではなかろうか。
100gあたりの価格比較をしてみよう。
価格比較は、地域性や購入場所で異なり、単純比較は困難だが、
以下はわたくしの買い物感覚として見ていただきたい。
単位 牛肉 魚 豚肉 鶏肉
低価格品 100g 300円 200円 200円 100円
中価格品 100g 500 300 300 200
高価格品 100g 1000 600 500 400
わたしの結論は、魚は牛より安く、豚並、鶏より高い。ということになるのだが如何。
価格と、素材の美味さ・品質との関連はどうか。
肉類は、一般的に価格が高い方が美味い。美味いものとして評価されるから高いといえる。
ところが、魚は種類が多いから、低価格品だから不味くて、高価格品だから美味いものと、
必ずしもいえないところがある。また、同じ魚種であっても時期や、豊漁・不漁などによ
って価格帯を上下する。大衆魚と言われる、アジ・サバ・イワシだって、いわゆる高級魚
と言われる、タイやヒラメより高いことだってある。
つまり、低位価格で美味しい魚を探して、自分で調理すれば、魚は安いというのが私の
結論。 この続きは、低価格で美味しい魚の条件について考えてみたい。