魚のアトリエ”うおとりえ”

新鮮な魚を美味しく食べたい!!
 「魚っ食いの365日

”浜なし”のケーキはいかが?

2011年09月06日 | 食材の源流を訪ねて

        

 浜なし 
 
 都会の横浜に、ブランド梨のあることを知らない市民も多い。
 それもそのはず、市場に出ることはなく、梨農家の庭先販売だけに限られているから。

 発祥の地は、横浜線中山駅近く、恩田川の流域という。
  河岸の堆積土壌が肥沃で、梨栽培に適していると聞いた。

 滴り落ちる甘い果汁が梨の魅力だ。
  幸水・豊水と穫れどきが移るようだが、わたしの大好きは、その前に穫れる「あきあかね」という種類。
  その木は、何本もないという。
 
 熟れどきを見計らって、その朝収穫したものを販売するから、美味いのもさることながら、
  午前中に売り切れてしまうからご用心。

 いつでもあるものよりも、その時しかないものをわたしは尊ぶ。
  ことしも2回訪ねたが、この時季もう1回味わっておきたい。
  
 
       ”浜なし”を使って、ケーキを焼いてみた。
               魚はさばくが、ケーキ作りは初めて。

 われながら、上手にできたものと、ひとり悦に入っている。
  熱したフライパンにバターをとかし、その上に薄切りの梨を、花びらに並べる。
  その上に、小麦粉・卵・砂糖・水・ベーキングパウダーを溶いた生地を流し込む。
  弱火で10分、ハイ出来上がり。ただ、それだけ。

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