先日、大山のぶ代が亡くなったという訃報が知らされた。
彼女が有名なのは、やはりドラえもんの声優であったという事だろう。
何せ、ドラえもんの役をする事になった時点で、それ以外の声優役を一切断ってきたという。
それだけ、自身がドラえもんである事に身を投じてきた証明。
現在、新たな声優に代替わりしてから久しいが、身を引くと決めた時、どんな心境だったのだろうか。
その後続いた余生(といっては失礼かもしれないが)は、穏やかだったのだろうかと思わずにはいられない。
確か脳卒中を起こした後、認知症が進行していったと聞いていたが、死因はそれに伴う老衰だったらしいね。
90歳。
大往生だ。
訃報を聞いて、コレを描いてた時、不思議と涙が出てきた。
齢をとったせいも正直あると思う。何かで感情移入しちまったんだろう。
マダムとドラえもん。
共に国民的アニメの一角として切磋琢磨してきた、盟友と言える。
その旅立ちを祝福してあげて然るべきであるが、やはり寂しさは残る。
今までお疲れ様でした。
安らかに。