ただ今絶賛FEAR FACTORY Daysである(笑)。
前作『THE INDUSTRIALIST』から約4年。待ちに待った新作『GENEXUS』がリリースされた。
今にしてみれば、『THE INDUSTRIALIST』は単一曲ではなく、コンセプトに則った、アルバム全体の流れとしての機能が充実し、且つ、FEAR FACTORYがインダストリアル・メタルと呼ばれるに相応しいサウンドで構築された傑作の一つと言っても良いアルバムだった。
ただ、個人的に気になったのは、メンバーの不安定さだ。『MECHANIZE』リリース後のツアーまでで、バートン・C・ベルとディーノ・カザレスの2人以外はツアー要因という形を取るようになっており、実際『THE INDUSTRIALIST』は、バートンとディーノの2人を主軸に作られたアルバムで、ドラムは打ち込みである。
今回『GENEXUS』の日本版でのライナーノーツには、その中心メンバー2人と、『MECHANIZE』まで在籍していたメンバーとの決別に関しては、両者の意見に食い違いがある事を記していたが、この意見の相違という点では、FEAR FACTORYは再結成してから実に滅茶苦茶な状況であるというのが、個人的な見解である。
ただ、それ以上に気になったのが、ライナーノーツに書かれていた、「バートンとディーノの和解~クリスチャン・オールド・ウォルバースとレイモンド・ヘレーラとの決別の在り方」の違いだ。
コレは今回よりライターが別の人物に変わった事で、恐らく所属するレーベルに於けるバンド経歴の差し替えを行い、そう書くように要請した可能性が高い。
つまり、捏造したのではないかと推測される。
以前までのライターが誤った情報を書いていたとは思えない。その人物は「フィアファク・ファン」を自称するほどであるし、バンドを追いかけている様子をライナーノーツに逐一取り上げているほどだった。
それに、先のクリスチャンとレイモンドに関しては、彼らが現在やっている(のか?)ARKAEAがアルバムリリースに於けるインタヴューで、バートンとディーノの和解劇を冷ややかに見ている旨の意見を述べていたのを確認している。
また、『MECHANIZE』リリース時のバートンのインタヴューでも、その経緯はしっかり話されているし、バートンの行動に裏切りを感じた2人は、ディーノと一緒にやる事を拒否し、結局FEAR FACTORYから離脱した形となってしまった。
ぶっちゃけ言ってしまうと、FEAR FACTORYの音楽で最重要なヴォーカルであるバートンの我儘によって、全盛期のメンバーは振り回され、今の形に至ったのである。
レイモンドのドラミング、そしてバンドの音楽に衝撃を受けた身としては残念ではあるが、今のFEAR FACTORYがカッコイイのも事実。
悔しいが、「バートンのヴォーカリゼイションと、ディーノのギターがバンドのフィーリングを生み出している」という実態は認めざるを得ない(ディーノ復帰作『MECHANIZE』を聴いた時、「ああ、やっぱこの2人のコンビネーションなんだな・・・」と思ってしまった)。
まァ、
今回のライナーに書かれていた遍歴は、解せないと言いたかっただけだ(笑)。
バートンを貶すつもりは毛頭ないが、一連の内部のゴタゴタの原因はこの男なんだというのも再確認出来たワケだ(苦笑)。
そうであっても、このバンドの音楽は、今でもオレに強烈に響いてくる。
続いて欲しいね。
前作『THE INDUSTRIALIST』から約4年。待ちに待った新作『GENEXUS』がリリースされた。
今にしてみれば、『THE INDUSTRIALIST』は単一曲ではなく、コンセプトに則った、アルバム全体の流れとしての機能が充実し、且つ、FEAR FACTORYがインダストリアル・メタルと呼ばれるに相応しいサウンドで構築された傑作の一つと言っても良いアルバムだった。
ただ、個人的に気になったのは、メンバーの不安定さだ。『MECHANIZE』リリース後のツアーまでで、バートン・C・ベルとディーノ・カザレスの2人以外はツアー要因という形を取るようになっており、実際『THE INDUSTRIALIST』は、バートンとディーノの2人を主軸に作られたアルバムで、ドラムは打ち込みである。
今回『GENEXUS』の日本版でのライナーノーツには、その中心メンバー2人と、『MECHANIZE』まで在籍していたメンバーとの決別に関しては、両者の意見に食い違いがある事を記していたが、この意見の相違という点では、FEAR FACTORYは再結成してから実に滅茶苦茶な状況であるというのが、個人的な見解である。
ただ、それ以上に気になったのが、ライナーノーツに書かれていた、「バートンとディーノの和解~クリスチャン・オールド・ウォルバースとレイモンド・ヘレーラとの決別の在り方」の違いだ。
コレは今回よりライターが別の人物に変わった事で、恐らく所属するレーベルに於けるバンド経歴の差し替えを行い、そう書くように要請した可能性が高い。
つまり、捏造したのではないかと推測される。
以前までのライターが誤った情報を書いていたとは思えない。その人物は「フィアファク・ファン」を自称するほどであるし、バンドを追いかけている様子をライナーノーツに逐一取り上げているほどだった。
それに、先のクリスチャンとレイモンドに関しては、彼らが現在やっている(のか?)ARKAEAがアルバムリリースに於けるインタヴューで、バートンとディーノの和解劇を冷ややかに見ている旨の意見を述べていたのを確認している。
また、『MECHANIZE』リリース時のバートンのインタヴューでも、その経緯はしっかり話されているし、バートンの行動に裏切りを感じた2人は、ディーノと一緒にやる事を拒否し、結局FEAR FACTORYから離脱した形となってしまった。
ぶっちゃけ言ってしまうと、FEAR FACTORYの音楽で最重要なヴォーカルであるバートンの我儘によって、全盛期のメンバーは振り回され、今の形に至ったのである。
レイモンドのドラミング、そしてバンドの音楽に衝撃を受けた身としては残念ではあるが、今のFEAR FACTORYがカッコイイのも事実。
悔しいが、「バートンのヴォーカリゼイションと、ディーノのギターがバンドのフィーリングを生み出している」という実態は認めざるを得ない(ディーノ復帰作『MECHANIZE』を聴いた時、「ああ、やっぱこの2人のコンビネーションなんだな・・・」と思ってしまった)。
まァ、
今回のライナーに書かれていた遍歴は、解せないと言いたかっただけだ(笑)。
バートンを貶すつもりは毛頭ないが、一連の内部のゴタゴタの原因はこの男なんだというのも再確認出来たワケだ(苦笑)。
そうであっても、このバンドの音楽は、今でもオレに強烈に響いてくる。
続いて欲しいね。