前にPAISTE 2002のNovo Chinaを入手したという話をしたが、その時にRUDEの方が・・・という発言をしたので、入手してしまった(笑)。
RUDEは、その独特な外観と中高域の響きの目立ち方により、所謂ヘヴィミュージック系御用達の様に見られている傾向のあるシリーズ。
2000年代序盤辺りで、エクストリーム系メタルのドラマーは、大体がこのRUDEを使っていたという印象がある。
まァ、
これも鳴りを追求していく工程で判り始める事ではあるが、RUDEを使ったからと言って、飛躍的にシンバルサウンドが上がるワケではない。
さっきも述べた様に、RUDEは中高域が目立つ。
その響きは、粒が良く立つ上に、サスティーンもあまりない、乾いた鳴り方を有している。
これらを統合した音質が、太さをも感じさせるシンバルサウンドとして耳に入ってくる事により、ドラム演奏の中でもしっかり聴こえる鳴りに繋がっている。
結果、自分が求める音色として使えるかどうか、だからね。
別にメタルでPAISTEを使うなら、RUDE一択しかないなんていう事は全く無い。
オレ個人としては、RUDEの鳴りは非常に明確なので気持ちが良いと思っている。
それでも、使いどころによっては音が通っているかどうか不明瞭な場合もあったりする。
炸裂するアクセントとして効果的なチャイナやノヴォにしたって、叩いた分だけ音が全て通り聴こえるワケではない。
シンバルは、スティックでの当てどころをしっかり踏まえないと、思う様な響き方は得られないからね。
今回RUDEノヴォを使ってみて、最初はイマイチ鳴りが悪いなと思っていたが、やはり当てどころをちゃんと把握しておかないといけないというのが何となく解った。
2002よりは、RUDEの方が手応えは良い。
ただ、もしかしたら、オレはノヴォよりも、通常のチャイナの方が良いんじゃないかという気もしてきた。
ノヴォはストレートな炸裂なんだよね、良くも悪くも。
もう少し歪んだパンチ力を求めるとなると、最早サイズではなく、モデルの違いと言える。
ま、ノヴォは何とか使いこなしてみせるよ。
後は小口径をどう組み合わせていくか考えてみよう。
現在クラッシュをもう一枚手に入れようとして、実際注文してるんだが、欲しいサイズは軒並み受注生産となるので、これから数ヶ月はかかる。
なので、
先に入手できるものから視野に入れて行こうと考えている。