このお話にはまだ続きがある。問題点は一つだけではないのだ。買ったばかりの時に、すぐ気づいた問題点があったのだが、金沢から奈良まで宅配便でやり取りすると、往復の輸送で、逆にギターが傷むかもしれないし、その期間は使用できないのも嫌だったので、近くのギターリペア専門店で直した部分もある。しかし、問題は更にまだあった。しばらく弾き込んでみて気付いたのだが。(気付くのが遅い!)それは、ギターの音色に一番影響のある「表面板」が妙に凹んでいるのだ。少しくらいならよくある話だが、買ったばかりの新品でこんなに凹んでいるのも異常だと思ったが、重要な問題は音がおかしいのだ。普通は弦を弾いてから、ゆるやかに坂道を下るように、音が小さくなっていく。しかしこの凹んだギターはそうではなかった。特に一番低い低音の開放弦で、弾いてからしばらくして途中から音が拡大して大きくなり、そこから小さくなっていく。どうも異常な音だ。例えばインドのシタールのようにと言えばわかるだろうか?(よけい分からなくなるか)
この事も先方(販売店とメーカー)には伝えてあるが、一週間たっても、まだ返事がない。どうなることやら。