ふかよんライフスタイルファンド日記Ⅱ

生活・仕事・遊びのポートフォリオを重視し、ライフスタイルの「運用」を考えていきます。

為替メカニズム再考

2014-09-13 07:18:07 | Weblog
昨年12月に「弱い日本の強い円」 (佐々木 融 著)を読み、「為替は中期的に貿易や資本のフローで決まり、長期的にはインフレの差で決まる」という為替メカニズムを教わり、たいへん勉強になりました。

それまで、私は20年以上も、「実質金利差で為替のトレンドが決まる」と信じて疑っていませんでした。

最近また、為替メカニズムを再考、単純化して考えるようになりました。

「マネタリーベースの大きさで為替が決まる」、すなわち、「マネタリーベースを拡大する通貨は安くなる」です。

マネタリーベースが資本フローやインフレ率に影響しますから、佐々木氏の教えに矛盾するものではありません。サポートするものです。

為替のメガトレンドを見ていく際に、マネタリーベースの視点は、かなり使えるのではないかと思っています。

もっとも、例えば、日米のマネタリーベースについて、日本:243兆円と米国:4兆750万ドル(ともに8月末残高)で割り算して為替が求まる(→1ドル60円?)ということはないので、あくまで、相関するという意味です。

今後、米国のマネタリーベースの伸びが止まり、日本のマネタリーベースは拡大していきますから、ドル高・円安が進むことになりそうです。

ドル円は110円を突破していきそうです。
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