ふかよんライフスタイルファンド日記Ⅱ

生活・仕事・遊びのポートフォリオを重視し、ライフスタイルの「運用」を考えていきます。

弾力性悲観論

2014-09-25 07:01:24 | Weblog
<円安は悪か>
円安のデメリットを言う人もいるが、円安効果はいかなる懸念にも勝る。輸入品価格は上昇するが、さまざまな国の例を分析しても、それが経済を縮小させる効果を生むと示唆する結果は得られない。通貨安にはあきらかに経済拡大の効果がある。日本は純債権国であり、円相場が下落すれば、自国通貨建てでみた富の価値は増大する。円相場の下落が日本の産業の競争力を高めるのは明らかだ。日本の製造業の不振は、日本の製造業に問題が起こったわけではない。円が強くなりすぎたためだ。

震災以降高止まりする資源価格のもとで、日本では貿易赤字が基調になった。そうしたなかでの円安進行は交易条件を悪化させるという議論もある。以前から減価された通貨が貿易収支を悪化させるという論調はあった。そうした考え方は「弾力性悲観論」と呼ばれるが、過去50年にわたって弾力性悲観論は幾度となく誤りであることが証明されている。

出所:「そして日本経済が世界の希望になる」(クルーグマン)

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弾力性悲観論は誤りとあります。

では、正しいのは弾力性楽観論とでもいうのでしょうか?

円安進行は交易条件を悪化させる、円安は好ましくないという論調が強くなっていますが、しばらくは円安が国益だということを理解する必要があると思います。
コメント
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