うちの子どもは小学4年生なので、ちょうど1年生入学の年から
新指導要領が導入されました。
この4年の間、喧々諤々さまざまなことがマスコミを通じて報道されてきました。
そのキーワードは「ゆとり」でした。
しかし「ゆとり教育」自体は、もう30年近く前からその取り組みが始まっていました。
それは何かというと、当時問題が表面化してきた「登校拒否」や「校内暴力」の原因が、
学力重視の<偏差値教育>であるという批判であります。
詰め込み教育はいけない、というマスコミの大合唱を受けて、
(アメリカとの戦争に負けた資源のないこの国の建て直しを
「人材育成」に求めていった感のある)
それまでの教育政策が、その見直しを迫られていったわけです。
新聞というのも、時間の制約の中で書くわけですから
フリーのジャーナリストのように、とことん取材し研究して
というわけにはいかないでしょう。
しかし、今目の前にある現象だけを捉えて、
薄っぺらな教育観をかざした記事を読むたびに、
またそれに乗せられて、ころころと変わっていく教育の犠牲者は子どもだ!
と思わざるを得ません。
具体的な話をしますと、「自ら考える」「自分で調べ、実行する」
などなど、りっぱな文言が並ぶ今の学校教育でありますが
何かを調べたり考えたりするその基本が、学校の勉強だけでは全然身につかない
という現実があります。(これはうちの地域だけではないようですよ)
基礎学力のないままに、それ以上のレベルである「思考する」学習なぞ
もし、できる授業があったら、是非みせてもらいたいです。
教科書内容が削られたら、なぜか、宿題もすくなくなり
「読み書きそろばん」とかつて言いましたが、計算も定着するほどドリルもやらせず
(ドリルも問題がものすごく少ない)
このままほうっておけば、学習定着率の非常に低いまま中学に行くのが
目に見えています。
これって、どういうことなんでしょうか?
さまざまなことが「自己責任」といわれ、
<ボヤボヤしてた自分が悪い>式な今の日本ですが、
この教育の現状も「公教育がやばいと思うなら私学へ行け」
ということなのでしょうか?
各自、家庭で勉強は定着して下さいってことなのでしょうか?
(義務教育なのに、自己責任?)
ほんとに、言い出したらきりがないくらいですが
教職員を他の公務員と同等にする「週休2日制」が
さらに学校教育をだめにしたことは、紛れもないことです。
そして、この制度によって失われた授業時間数を
「土曜復活」ではなく「夏季休業日の短縮」等で補おうとする
全く持って「付け焼刃」な所業が、一部で既に始まっているのでした。
(末期的症状)
新指導要領が導入されました。
この4年の間、喧々諤々さまざまなことがマスコミを通じて報道されてきました。
そのキーワードは「ゆとり」でした。
しかし「ゆとり教育」自体は、もう30年近く前からその取り組みが始まっていました。
それは何かというと、当時問題が表面化してきた「登校拒否」や「校内暴力」の原因が、
学力重視の<偏差値教育>であるという批判であります。
詰め込み教育はいけない、というマスコミの大合唱を受けて、
(アメリカとの戦争に負けた資源のないこの国の建て直しを
「人材育成」に求めていった感のある)
それまでの教育政策が、その見直しを迫られていったわけです。
新聞というのも、時間の制約の中で書くわけですから
フリーのジャーナリストのように、とことん取材し研究して
というわけにはいかないでしょう。
しかし、今目の前にある現象だけを捉えて、
薄っぺらな教育観をかざした記事を読むたびに、
またそれに乗せられて、ころころと変わっていく教育の犠牲者は子どもだ!
と思わざるを得ません。
具体的な話をしますと、「自ら考える」「自分で調べ、実行する」
などなど、りっぱな文言が並ぶ今の学校教育でありますが
何かを調べたり考えたりするその基本が、学校の勉強だけでは全然身につかない
という現実があります。(これはうちの地域だけではないようですよ)
基礎学力のないままに、それ以上のレベルである「思考する」学習なぞ
もし、できる授業があったら、是非みせてもらいたいです。
教科書内容が削られたら、なぜか、宿題もすくなくなり
「読み書きそろばん」とかつて言いましたが、計算も定着するほどドリルもやらせず
(ドリルも問題がものすごく少ない)
このままほうっておけば、学習定着率の非常に低いまま中学に行くのが
目に見えています。
これって、どういうことなんでしょうか?
さまざまなことが「自己責任」といわれ、
<ボヤボヤしてた自分が悪い>式な今の日本ですが、
この教育の現状も「公教育がやばいと思うなら私学へ行け」
ということなのでしょうか?
各自、家庭で勉強は定着して下さいってことなのでしょうか?
(義務教育なのに、自己責任?)
ほんとに、言い出したらきりがないくらいですが
教職員を他の公務員と同等にする「週休2日制」が
さらに学校教育をだめにしたことは、紛れもないことです。
そして、この制度によって失われた授業時間数を
「土曜復活」ではなく「夏季休業日の短縮」等で補おうとする
全く持って「付け焼刃」な所業が、一部で既に始まっているのでした。
(末期的症状)