絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

9月初めの

2006年09月07日 21時23分26秒 | 子ども
今日は、9月に入ってはじめての読み聞かせの日でした。
うちの学校では本読みのサポーターの活動は結構盛んで、
各クラスに年間4回位入ります。(延べにすると52回くらいかな)
それとは別に、聞きたい子どもだけ集まってするものを
(異学年合同の読み聞かせ)ほぼ毎週1回行っています。

うちの市内で他の小学校でも読み聞かせを保護者や地域の人に
やってもらっているところがありますが
うちの学校ほど頻繁にやっているところはまずないと
思われます。その理由は、保護者の全面的な協力もさることながら
やはり当初これを導入した校長先生が
「読み聞かせの効果」について体験的に知っておられて、
面倒がる他の先生方を説得して、子どもたちに新しい学習環境を
提供しようとしたことが大きな一因であったと思います。

当たり前のことですが、保護者がどんなに頑張っても、
学校運営の主導権を握ることなんてできないのです。
保護者に出来るのは、あくまでも「協力」です。
それでも、無関心に放っておくより関わっていった方が
子どもたちにとってはるかに良い環境を作り出すことができます。
(それは、本読みに限りません)
最初は胡散臭く思っていた(だろう)先生方も
徐々に理解を示しつつあります。
積み重ねと信頼関係は、まさに正比例するわけで・・・。

今日はずいぶんと蒸し暑く感じられましたが
異学年合同の本読みで、相方の人が忘れたのか来てくれなくて
ひとりで20分、40人以上を相手に汗だくになりました。
3冊も読めてしまいました。。。

始める前に、先生か事務の人に「これから始めます」の
放送をかけてもらうのですが、1分もしないうちに
最初の2,3人が走りこんできて、あれよあれよと言う間に
低学年の子どもで図書室がいっぱいになりました。
静かに、ときどきクスクスッと笑いも有り
じっと絵本を見つめています。

読み終わって、また来週もあるからね、などといいながら
片つけようとすると、読んだ本を見ていい?と女の子が
寄って来ました。ゆっくりとした落ち着いた時間・・・
半分くらいの子どもが、終わっても自分で本を選んだりしています。
なかなか素敵な光景なのです。