絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

稽古

2006年09月20日 23時39分15秒 | 一絃琴
昨日は稽古日でした。時間内に「明石」しかできませんでした。
普通に音合わせをして、もうそのままこの曲に入ったのに
この曲だけで終わってしまいました。
次の「春の調べ」を弾いてもらう時間もありませんでした。
まあ、こんなんだと、一通り終わるまでどれくらいかかるのでしょう。
何年もかかってしまいますね。

「明石」には、新しい弾き方が入っていました。
左手の呂管で、レの音(開放弦の)を弾くのです。
あと、板を押して音にうなりを加えるやり方もでてきます。
この曲も筝曲のアレンジのようですから、筝曲の『明石』を
知っていてこの曲を弾くのと、私のように全然知らずに
弾くのとでは、おのずと違ってくるように思います。
できるだけ、筝の雰囲気を出そうとするのか
あるいは、あくまで一弦琴らしい演奏にするのか。
いずれにしても、やっぱり、知っている方が断然良いですよね。

東野圭吾最新刊?

2006年09月20日 23時15分43秒 | 
赤い指

講談社

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これですよ。まさに、現代の親子、家庭をリアルすぎるくらいに
書いていて恐ろしいくらいです。
いままで、この人の本あまり集中できませんでした。。。
(人気作家なんですよね?)
しかし今回は違いました、一気に読み終わりました。
怖いです。でも、おすすめです。

受験の話題で

2006年09月20日 01時00分51秒 | 子ども
「数学」のでき不出来が進路を分けることは前にも書きましたが
成績を上げるのに、実際最も困難なのは「現代国語」ではないかと
思います。
「古典」「漢文」は「英語」に近く、暗記プラス積み重ねでクリアー
できるものですが、この二つは高校1年の段階で味方につけて
おくべきです。そうしないと、着実に点数取れる部分を
2年や3年でやっている暇はないと思うからです。
(吸収のいい子どもさんは別ですが)

古典文法は、文法の本の裏表紙かにまとめて一覧になっている
あれを丸暗記、活用と接続、助動詞助詞の意味を把握し
文法の練習問題をやればできるようになります。
さして時間や労力のかからないこの作業を後回しにすることによって
国語そのものが鬱陶しいものに変わっていく場合もあります。

本題にもどり。。。現代国語の点数を上げるには、では
いったいどういうことが必要なのでしょうか?
教科別対策法、などと本もいろいろあるでしょうが
結局はありきたりなことしか書いてなくてがっかり、
ということも多いですね。
現代国語も、やはり、問題文をよく読んで、などと
言われなくてもわかっている、とっくに実行していても効果が無いぞ
というものが多いと思います。
本をたくさん読んで、とも言われていますが、本当に
そうなんでしょうか?受験期になって本をたくさん読めば
自動的に現代国語で点がとれるようになるでしょうか?
とても、そんなふうには思えません。

もし、長文を読む習慣がないならば、やはりできるだけ本を
読むようにすべきでしょうが、その際に「なぜ?」という問いかけを
自分のなかに常に持っていることが大切ではないかと思います。
新聞でも、小説でも随筆でもいいのですが、
なぜこのように筆者は書いたのだろうか、あるいは感じたのだろうか、
というような思いを持ってその文章を読む、ということです。
書き手の気持ちに沿う、ということが
すなわち、出題者の意図をも見つけ出すことになるからです。
これは、案外実生活のコミュニケーションのとり方と
似ているかもしれませんね。
(以上、昔とった杵柄から)




どうしたら(続編)

2006年09月20日 00時20分43秒 | 子ども
どうしたら子どもが勉強するようになりますか?という
実にストレートな質問に、何も答えられなかった私ですが
また、受験についても、何も成功体験があるわけでもありませんが
親と子どもという関係でいえば、
子どもが受験というハードルを前にしたとき
どんなことを考え、どちらに向かって走っていくかは
それまでの親の(子どもに対する)姿勢というか、方針というか
もっといえば、親の人生観というか
そういうものが、大きく関わっているのではないかと
渦中でなくなった今、ふと考えます。
受験期になったからといって、急に「勉強だ!」と
騒いでも、子どもの中に「具体的な展望」がないのではないかと
思うのです。

子どもが、親の指し示す道にそうかどうかは別として
親は、人生経験の浅い子どもにかなり具体的な世界観(人生観)を
教授すべきであると思います。
自分の歩いてきた道がどのようなものであったか、
それが良かれ悪しかれ、今の自分があるということを
率直に話してやることが、より子どもは自分のこれからを
夢物語ではなく、実直にイメージできると思います。

人はいくつもの人生を生きられるわけではありませんから
自分はどういう風に生きていきたいのか
実現するかどうかはわからないまでも、実現するためには
どの道を歩いていったらよいのか、
そういうことをより具体的に考え、今勉強することは
将来の自分の道のはじまりであるということを
子どもとよくよく話し合うことは大切なことのように
思います。

結局は、やるしかない、ので
いずれにしても頑張ってもらうしかありませんが
「どうせできない」などと決して投げやりにならないよう
その子どもができてもできなくても
親にとって、何者にもかえがたい大切な存在である、ということを
何よりいつも言葉に出して親は伝えないといけないでしょうね。
(意外に「大切な子どもだよ」と言っていない親が多い)