今日の絵日記の絵(写真)は、2015年5月25日に、福島県川俣町から南相馬市に向う県道12号線で見掛けた”除染処理”と思われる作業の様子とします。
此処に至る道中で、何度と無く見掛けた光景でした。
ニュース等で見る、汚染された土壌を黒い袋?(人間の背丈ほど有ろうか?)に封印したもので、その数は、無数にあった。
その光景を写真に収めることを、憚(はばか)った。
しかし、この先、国道6号線に至れば、記録に留めるチャンスは無くなる。
”・・・お許しあれ!”と念じ、一枚の写真を撮らせて頂いた。
25日(月曜日)も晴天に恵まれた朝を、福島県いわき市小名浜で迎えた。
朝・目覚め、荷物の整理をしていて「重たいなぁ!」「テントやキャンプ道具は、この先不要やなぁ!」「宅配便で送れば楽になる」と思った。
朝食を頂き、フロントの人に「宅配便を、この先のコンビニで扱っていますか?」と尋ねた。
「着払いなら、此処で取り扱えますよ」との返事であった。
不要な荷物を”宅配便で送ろうかなぁ!?”が、一気に「お願いします」と成って、3分の1の重量となった荷物は、リアーバックに収まった。
9時前にチェック・アウトし、国道399号線から288号線・田村市方面へ向う。
何故なら、国道6号線(仙台市や相馬市等へは)が、通行止めとなっている為である。
そして、399号線の通行も、田村市と隣接する葛尾村までで、浪江町は”帰還困難区域”である。
従って、葛尾村までで浪江町へは、通行止めと成っているため、288号線を西(福島県郡山市)方向に向う。
349号線に出て、北上し、川俣町に至る。
県道12号線で、南相馬市へと東に走行する。
県道12号線沿線は「避難指示解除準備区域」や「居住制限区域」である。
車両は行き交えど、沿道に立ち並ぶ住宅は、人が住んでの住宅にも関わらず”住めない”現実を知らされた。
住人の居ない住宅街(沿道ではあるが・・)を観て、寂しい!と言うか、虚しいさを感じた。
そして、(私は、人災であると思う)”事故”で、郷里を離れ、住めない方達の想いは、計り知れないと感じた。
やがて、南相馬市に至り、国道6号線を、仙台市に向って走行する。
国道6号線・道の駅「そうま」で、遅い昼食となった。
海岸線の様子が知りたく、海側を併走する県道38号線を走行するが、防波堤の修復・建設工事中(立入り禁止)で、海岸には至れなかった。
国道6号線に戻り、国道4号線と合流(?)し、仙台市に入る。
仙台市には、二軒のH・Dショップがある。
この二軒のショップは、月曜日が休みと、火曜日が休みの店である。
二軒を訪問する為には、行程から、火曜日がお休みのショップ訪問を今日、行っておくことが必要となる。
ショップ訪問を終え、東北自動車道で、今日の宿泊地・北上市へ走行する。
長者原SAで休息後、北上江釣子ICで、高速道を離脱。
ICから(そして、JR北上駅からも)程近い、今日の宿泊場所のホテルに到着した。
本日の走行距離:403Km(内、高速道利用が約130Km)
添付写真の説明(写真・左より1から6とする)
写真:1、国道399号線より「避難指示解除準備区域」のある川内町役場(役場機能を一時期、郡山市に移転)を望む
写真:2、二本松市の南、山間部を通過する国道349号線沿いにあった「道の駅 さくらの郷」
写真:3.県道12号線から国道6号線に至る途中で、南相馬市役所を観る
写真:4、南相馬市・国道6号線を仙台方面へ左折
写真:5、国道6号線「道の駅 そうま」
写真:6、国道6号線、海沿いの県道38号線での災害復旧工事の様子