ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

サンパツに関する想い出

2015年08月04日 | 日記
 幼少期の”サンパツ”と言えば、風呂敷の様な布を首に巻き、言い換えれば”ポンチョ”の様なものかな!?
  注:ポンチョ=山登り用のビニル製の雨合羽。
 電動バリカン等は無く、手動のバリカンであった。
 時々「痛ぁ!」と言葉には発しなかったが、痛い目にあった。
 手を動かす速度に対し、進む速度が早ければ、頭髪を挟んで、毛抜きで抜くような状態となる。
 加えて、手入れが行き届いておればであるが、切れ味も悪くなるにつけ”切る(カットする)”のではなく”抜く”に等しくなる。
 隣が”サンパツ屋”さんで”イッチョライ(*1)”を着せられて、お出掛けする等では、お隣で”サンパツ”することもあった。
 サンパツ台の手摺の部分に補助椅子を設えられ、其処に座る。
 靴を脱いで、大人が座る座面に足を置くのである。
 少し、大きく(背丈が成長)なって、補助椅子を使わなくなった時は「大人になったぜ!」と大人ぶっていた事が思い出される。
 そして、ある時、兄達とメジロを捕まえに行った。
 兄は、囮のメジロが入った籠と、鳥もちを巻きつけた細竹を持っている。
 メジロを求めて山道を、兄の前を私が歩いていた。
 兄の持つ、鳥もちが私の頭髪に触れた。
 細竹の鳥もちを修復し、何羽かのメジロを捕獲し帰宅した。
 帰宅しての作業は、頭髪の”鳥もち”を除去する事である。
 冷やしたり・温めたりしても除去出来ない。
 私にとっては、苦痛を伴う何事でも無かった。
 父が来て、ハサミで鳥もち部分をカットした。 虎刈り状態である。
 「隣に(サンパツしに)行け!」と言う。
 隣のおじさん「如何したの? バリカンの調子が悪いのか?」と聞いてきた。
 そして、親切にも「調子を観てあげるから、持って来なさい」と云われたものの、子供の私とって、その事が如何程のものか(*2)は理解出来なかった。
 虎刈り状態を解消して帰宅したが、サンパツ屋さんでも「痛ぁ!」と思う事・有りでした。

 (*1):”一張羅”が訛ったもの(方言?)なのか、普段には着ない特別な服を着る時に、使っていた様に記憶している。
 (*2):対価を求められる?、若しくは親切から・・・?
    父との付合い方の親密度から出た提案であったと、理解するには、もう少し時間を要したことであった。
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