2年ぶりに、帰郷した時、会う予定はしていなかったが、とりあえず電話をしてみた。
「はい…」
「まゆみ?!久しぶり!2年ぶりだね!最近電話を何度かしたけど、まゆみ、忙しそうだったから、今回帰っても、会えないかなぁ…って心配してたの。会える?」
「今ね、体調が良くなくて休んでいるの」
「え?具合が悪いの?」
「たいしたことはないんだけど、ちょっと熱があって…」
「大丈夫?疲れているのかな?」
「そうかも…。」
まゆみさんの声は、沈んでいた。
「何かあったら連絡してね。何でも相談に乗るよ!」
まゆみさんが、電話の向こうでクスッと笑った。
「うん。ありがとう。何かあれば相談させてもらうね。」
「忙しかったり、離れて住んでいるから、なかなか会えないけどね。」
「大丈夫!玲子の夢の中にでも現れて相談しにいくから!」
その時は、本当に疲れていて、休養をとれば、回復できる程度の状態だと思っていたので、そんなに心配はしていなかった。
その後、まゆみさんに連絡を取ろうとしても、留守ばかりで、なかなか繋がらず、玲子の方も忙しさにかまけて、連絡が疎遠になっていった。
しかし、玲子は、ふっとため息をつくたびに、まゆみさんを思いだしていた。
※昨日は、地震の影響で、電車に乗れば15分で着く場所へも、1時間掛かりました。
駅のホームも、人人人で、満員‼️
皆さん、怒ることなく、大人しく待っているのは、偉いですね~☘️こんな時、日本人で良かった…と、思います。