ラルくん 27

2022-01-13 10:26:50 | 日記
なんと、Aの役が相手役(C)を決めることができる!

とにかく、いろんな意味で俄然Aがいいに決まってる!

…となると、くじ引きで絶対『A』を引かなくては!

ラルくん狙いのM、S、L子の勢いが違う。

少し後輩のY子は、ラルくん狙いかどうかは不明だが、いい役は欲しいはず。

「くじ引きできました。」

M子がノートを破いて作った簡易的なくじ引きをもってきた。

早速、先輩たちが、厳しい目付きでくじ引きをにらむ。

さすがに、何度も不正は出来ないだろう…。

前回は、不自然に『赤い点』が付いていたけど、偶然かも知れないし…。

しかも、M子は最後に残ったくじを取るワケだから、大丈夫でしょう。


くじを引くのは、S・M・L子と、Y子の4人。

そして、狙うは『A』なので、確率的は、2分の1。

S子、L子、Y子がくじを取った。

ん…?

なんとなく不自然にくじを重ねている。

確かに、くじ引きを入れる器が小さいので仕方ないと思うけど…。

器が小さいからこそ、頭を突っ込んで掻き回すのも憚られる。

なので、重なり合っていると、やむなく上から取る。

う~ん、考えすぎかな?

なんて、思っていると、それぞれが手にしたくじを開く。

「あ~💦Bだ!」

と、いち早く叫ぶL子。

小さくガッツポーズをするS子。