「思いきって、M子に聞いてみよう!」
「だけど、事が事だけに、ストーカーとして疑われている…なんて知ったら、ショックでここへ来れなくなるよ。」
「…しかも、大好きなラルくんに…だものね…。ショック過ぎるよ…」
「あのさ、次回公演が近いじゃない?」
「うん。」
「例えば…だけど…。」
悪巧み…とでも言うのか、もしくは、仲間としてM子を疑いたくない…という、ギリギリの抵抗なのか、とりあえず"ある作戦"を提案した。
この作戦は、もしも、もしも、M子がストーカーであるならば、実現していまう事…。
本来なら嫌な方法ではあるが、このままM子を疑ったままでは、自分たちも苦しい。
しかも、M子でなければ、すぐに警察に行こう!となった。