啖呵を切って、けつを捲る!
…と、ト書きに書かれていたのを見た時に、きょとんとしてしまいました。
Uに聞いても、
「けつを捲る…って、本当にそのまんまの事じゃない?」
それを20代前半の小娘がやろうとなった時、流石に嫌だろう…と察してしくれて、先輩方が、見えてもいいもの(短パンやスパッツ)を履いたらいいよ。
と、提案してくれました。
先生は、それに関しては「イエス」とも「ノー」とも言ってませんでしたが…、私自身、あきらかにその時代に履いて無かったものを履くのはどうしたものか…と思いました。
褌?
いやいや~💦💦
いきなり褌なんて見せたら、お客様もぶっ飛んでしまいます。
まぁ、先生なら、『何でもいいけど、イメージを壊さない程度に』…と、言うんじゃないかな…と、勝手に判断。
でもね、確かに、客観的に考えても、時代もののお芝居をしていて、いきなり思いっきり現代にしか無いものが出てきたら、醒めるんじゃないかな…と、思ったワケです。
そして、先生は、私を試しているんじゃないか…とも考えたワケです。
そこで、作りました。
時代劇に男の人がけつ捲りをした時に、履いていた…、白のトランクスみたいなやつで、太ももにピチッとしたやつですね。
これなら、あの時代にもあったみたいだし、いいだろう!
『それ女の人は履かないよ』
と、言われても、男まさりな私の役柄的には、全く問題無い!
早速、次の稽古で、履いてみました。
啖呵を切った時に、けつ捲り…。
なかなか格好良く捲れませんが、とりあえず問題無かったようでした。
ひと安心。
…と、あっさりと事は進みませんでした。