太田紫織 著 角川文庫 平成28年1月25日 初版
この櫻子さんシリーズも9冊目。
最初は子供向けみたいに思ったものだけど、なんだか、どんどんスケールの大きなミステリーになっていくのが分かる。
今作はシリアルキラー花房と正太郎の駆け引き?を中心に進んでいく。
ちょっとマズったなと思うのは、読んだしりから売っぱらうので、前作に戻って読み直すことができないってこと。
物語の核をなすであろう、シリアルキラー花房って、どこから関わってたっけ?なんて思うんだけどいまいち曖昧。
この小説がTVアニメ化されていて、どこぞのバカ息子が録画して休みの日になると見ているようで、ときどき、私もお相伴にあずかる(笑)クチ。
でも、ほんとによく分からなくて、思い切り冷たい目で見られる。
まぁ、読書なんてものは専門書を読まなきゃならない人はともかく、私にとっては『上等な暇つぶし』に過ぎないのだから、その時その時の暇がつぶれればそれで良し。
逢魔が時、たそがれ、かわたれ、、、
そういう微妙な時間の表現に『犬と狼の時間』というのもあるのを知った。
子供向け、と思っていてもバカにしたもんじゃない(笑)
ひとつぐらいは新しい言葉を覚えることもある。
というので、今日の私は櫻子さんに倣って白のシャツブラウス。
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