エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

うちの執事に願ったならば 8

2020-01-09 14:21:36 | 
高里椎奈 著  角川文庫  令和元年 12月25日 初版

うちの執事に願ったならばの8作目。
帯に、「執事を辞めるか、僕の話を真剣に聞くか、ふたつにひとつだ」とあるので、花頴と執事の衣更月の事かと思ったら、先代当主の烏丸信一郎と執事の鳳のことだった。

花頴からみれば、父信一郎の烏丸家当主ぶりと執事の鳳の関係はパーフェクトなもの。
しかし、若き日の彼らにも、自分と衣更月にも似た日々があったわけだ。

読んでいると、、、映画の影響で衣更月は清原翔さんの姿が浮かんできてしまう(笑)

にこりともしないというか、黙って立っていると不機嫌にすら見えてしまう衣更月。 若き当主花頴との関係に思い悩む・・・いら立つ??・・・のが続いていたけれど、今作は二人の歩み寄りが見えたように感じてほっとする。

年末だか年始のバラエティー番組で、「テセウスの船」というドラマ?が始まるらしきことを知った。
テセウスの船って、ギリシャ神話っぽいけどなんだろう?と思って調べていたら、この本の第3話のタイトルがテセウスの船と執事達だった。

な~るほど、テセウスの船ね(笑)

9作目でうちの執事に願ったならばも完結らしい。
さて、どんなふうになりますことやら。

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