
小路幸也 著 集英社文庫 2019年 4月25日 1刷
東京バンドワゴンシリーズの12作目。
時代を少し遡って、昭和40年代、人気ロックグループのボーカルでもある堀田我南人とその妻・秋実との出会い・・・なれそめ?・・・を書いたもの。
このシリーズでは、秋実はすでに亡くなっているし、物語を動かしている堀田家のサチ(我南人の母)も亡くなっている。
が。
この12作目はサチも元気だし、我南人もまだ独身。 自身のグループ《LOVE TIMER》のライブ帰りに数人の男どもに絡まれている少女を助ける。
その少女が妻になる秋実。
芸能界の裏事情、闇の部分も書かれている。
今はもう、ヤクザ屋さん、興行師という連中と芸能界の付き合いは無いと信じたいが、今でも某女性アイドルグループと運営サイドの意見の相違がある事件を見聞きしたりすると、この作品の中にも登場する人気アイドルへの事務所の対応がリンクする。
なかなかに大がかりな背景もあって、若き日の我南人やその両親である堀田勘一、サチ夫婦の懐の深い生き方にも惹かれる。
とても面白い作品だけに、読み終えてすぐに1年に1冊だけの文庫の発売日がもう待ち遠しい。
東京バンドワゴンシリーズの12作目。
時代を少し遡って、昭和40年代、人気ロックグループのボーカルでもある堀田我南人とその妻・秋実との出会い・・・なれそめ?・・・を書いたもの。
このシリーズでは、秋実はすでに亡くなっているし、物語を動かしている堀田家のサチ(我南人の母)も亡くなっている。
が。
この12作目はサチも元気だし、我南人もまだ独身。 自身のグループ《LOVE TIMER》のライブ帰りに数人の男どもに絡まれている少女を助ける。
その少女が妻になる秋実。
芸能界の裏事情、闇の部分も書かれている。
今はもう、ヤクザ屋さん、興行師という連中と芸能界の付き合いは無いと信じたいが、今でも某女性アイドルグループと運営サイドの意見の相違がある事件を見聞きしたりすると、この作品の中にも登場する人気アイドルへの事務所の対応がリンクする。
なかなかに大がかりな背景もあって、若き日の我南人やその両親である堀田勘一、サチ夫婦の懐の深い生き方にも惹かれる。
とても面白い作品だけに、読み終えてすぐに1年に1冊だけの文庫の発売日がもう待ち遠しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます