みなさんこんにちは。
先日ある人に「若く見えますね。」と言われ頬が緩んだはちです(。・ω・。)
20代の頃は若く見られると子供扱いされているような気がして面白くない感情を抱いたものですが…
歳を取ったということですかね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
さて、今回は風水・家相について
物事を教えても分からない時、人は全く違う例えで分からせようとします。
たとえば子供に「罰が当たるよ!」と叱る母親のようなものです。
『なまはげ』など、各地に伝わる伝説もいろいろありますよね?
確かに、悪いことの理屈を教えるよりも、恐怖心でしないように仕向けるほうが簡単です。
それが、「結果として危険を避けられる」のであれば有益です。
例え事実ではなく、比喩だとしても!
特に昔は読み書きが出来なかったので、強烈なイメージで分からせる必要があったのでしょう。
風水や家相も、先人の知恵から生まれました。
「統計学」だという方もいますが、そのデータも根拠も私は知りません。
占星術などの占いも統計学なのでしょうか・・・?
建物の「欠け」などは耐震性を考えれば説明がつきます。
鬼門や裏鬼門も、湿気や風通しを考えれば、おおむね理解できます。
風水で「部屋の中央にある階段は凶」だとも聞きました。
説明では「吹抜けや階段は『気』が不安定になるから」ということでした。
よくよく考えてみれば、断熱性能が劣る昔の家では、家の中心に階段や吹抜けがあれば、冬は寒くてたまりません。
また、床剛性が低くなり、耐震性能も劣ります。
今年2006年にジャワ島で大地震がありました。
耐震性能の低い建物が多く、多くの家が倒壊していました。
トルコやインドネシアのような地震国でも日本のような耐震技術も、厳しい耐震基準もないのでしょう。
家相が発達した江戸時代の日本も同じでした。
庶民が住む家に、高度な木組みの家はありません。
社寺建築や武家屋敷などの限られた建物だけです。
もちろん筋交いなどもなく、木組みや仕口、貫などで建物を固めます。
そんな頃、地震国「日本」で大きな地震が起こった時、倒壊するのは、バランスの悪い変形した建物が多かったと想像できます。
それは、今でいう「欠け」のある間取りですね。
「あの建物は、東南に欠けがあったから、地震で倒壊した!」
「家相が悪いから、あんないい人が亡くなったんだ!」
人の不幸は噂が広がるのが早いものです。
ちなみに「張り」のある間取りでは、倒壊の危険性はきわめて低くなります。
また、トイレが厠(かわや)と呼ばれて、建物の外にあった時代、当然「水洗」などはないので、家に臭いが来ない場所が望まれます。
台所が「クド」(かまど)と呼ばれていた頃、当然「冷蔵庫」のようなものはありませんでしたから、食べ物にカビが生えたり、腐ったりしにくい場所が望まれます。
▽ ▼ ▽
このように考えると、昔の人たちが家を建てるとき、失敗しないためのルール」を口伝えしたと考えても不思議ではありません。
お風呂が寒いところにあると、体が冷えて脳卒中になる可能性が高まります。
湿気の多いところや日が差し込まないところは、病気になりがちです。
台風は、ほとんど「裏鬼門」の方向から近づいてきます。
真夏に西日がきつい方向も決まっています。
西日に向かって窓を設けるよりも、窓のない床の間のほうが、畳の日焼けもありません。
西日の暑さを部屋に入れないことも、夏のしのぎやすさにつながります。
自然と共生し、機械装置も技術もない時代には、先人の知恵でルールを守り伝えていくしかなかったのではないでしょうか?
それが、地域によりさまざまな流派を呼び、風水や家相となって、家づくりに影響を与えてきたのだと私は思います。
今や、建築基準法で機械換気が義務付けられ、耐震基準も厳しくなった現代の建築で、
「南西に欠けがあったら、子供が不良になる」
といったことがまことしやかに言われ、プランを左右させているケースもあるやも知れません。
皆さんの家ではいかがでしょうか?
家相を信じすぎて、使い勝手の悪い間取りや精神的にネガティブになってしまうのは、やっぱり避けたいですね!
正月のおみくじで「凶」が出ても気にしないくらいが気楽です。
皆さんはどれほど気にされますか・・・
先日ある人に「若く見えますね。」と言われ頬が緩んだはちです(。・ω・。)
20代の頃は若く見られると子供扱いされているような気がして面白くない感情を抱いたものですが…
歳を取ったということですかね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
さて、今回は風水・家相について
物事を教えても分からない時、人は全く違う例えで分からせようとします。
たとえば子供に「罰が当たるよ!」と叱る母親のようなものです。
『なまはげ』など、各地に伝わる伝説もいろいろありますよね?
確かに、悪いことの理屈を教えるよりも、恐怖心でしないように仕向けるほうが簡単です。
それが、「結果として危険を避けられる」のであれば有益です。
例え事実ではなく、比喩だとしても!
特に昔は読み書きが出来なかったので、強烈なイメージで分からせる必要があったのでしょう。
風水や家相も、先人の知恵から生まれました。
「統計学」だという方もいますが、そのデータも根拠も私は知りません。
占星術などの占いも統計学なのでしょうか・・・?
建物の「欠け」などは耐震性を考えれば説明がつきます。
鬼門や裏鬼門も、湿気や風通しを考えれば、おおむね理解できます。
風水で「部屋の中央にある階段は凶」だとも聞きました。
説明では「吹抜けや階段は『気』が不安定になるから」ということでした。
よくよく考えてみれば、断熱性能が劣る昔の家では、家の中心に階段や吹抜けがあれば、冬は寒くてたまりません。
また、床剛性が低くなり、耐震性能も劣ります。
今年2006年にジャワ島で大地震がありました。
耐震性能の低い建物が多く、多くの家が倒壊していました。
トルコやインドネシアのような地震国でも日本のような耐震技術も、厳しい耐震基準もないのでしょう。
家相が発達した江戸時代の日本も同じでした。
庶民が住む家に、高度な木組みの家はありません。
社寺建築や武家屋敷などの限られた建物だけです。
もちろん筋交いなどもなく、木組みや仕口、貫などで建物を固めます。
そんな頃、地震国「日本」で大きな地震が起こった時、倒壊するのは、バランスの悪い変形した建物が多かったと想像できます。
それは、今でいう「欠け」のある間取りですね。
「あの建物は、東南に欠けがあったから、地震で倒壊した!」
「家相が悪いから、あんないい人が亡くなったんだ!」
人の不幸は噂が広がるのが早いものです。
ちなみに「張り」のある間取りでは、倒壊の危険性はきわめて低くなります。
また、トイレが厠(かわや)と呼ばれて、建物の外にあった時代、当然「水洗」などはないので、家に臭いが来ない場所が望まれます。
台所が「クド」(かまど)と呼ばれていた頃、当然「冷蔵庫」のようなものはありませんでしたから、食べ物にカビが生えたり、腐ったりしにくい場所が望まれます。
▽ ▼ ▽
このように考えると、昔の人たちが家を建てるとき、失敗しないためのルール」を口伝えしたと考えても不思議ではありません。
お風呂が寒いところにあると、体が冷えて脳卒中になる可能性が高まります。
湿気の多いところや日が差し込まないところは、病気になりがちです。
台風は、ほとんど「裏鬼門」の方向から近づいてきます。
真夏に西日がきつい方向も決まっています。
西日に向かって窓を設けるよりも、窓のない床の間のほうが、畳の日焼けもありません。
西日の暑さを部屋に入れないことも、夏のしのぎやすさにつながります。
自然と共生し、機械装置も技術もない時代には、先人の知恵でルールを守り伝えていくしかなかったのではないでしょうか?
それが、地域によりさまざまな流派を呼び、風水や家相となって、家づくりに影響を与えてきたのだと私は思います。
今や、建築基準法で機械換気が義務付けられ、耐震基準も厳しくなった現代の建築で、
「南西に欠けがあったら、子供が不良になる」
といったことがまことしやかに言われ、プランを左右させているケースもあるやも知れません。
皆さんの家ではいかがでしょうか?
家相を信じすぎて、使い勝手の悪い間取りや精神的にネガティブになってしまうのは、やっぱり避けたいですね!
正月のおみくじで「凶」が出ても気にしないくらいが気楽です。
皆さんはどれほど気にされますか・・・