私が初めて買った、沖縄の音楽オムニバスCDに、嘉手刈林昌の「海のチンボーラ」が入っていました。その時は、まだ嘉手刈林昌はもちろん沖縄民謡もまったく知らなくて、そのCDも「島唄」とか「花」を聴くために買いました。それが、聴いているうちに「海のチンボーラ」から離れられなくなっちゃったんです。
海ぬチンボラー小
逆なやい立てば 足ぬ先々あぶなさや
仕度ぬ悪っさや スバナリナーリ
さ 浮中の真中
ジサジサジッサイ 島ぬヘイヘイ
へ ヘッヘイ
訳
海で逆さまのチンボーラー(巻貝)を
裸足で踏み付けると 怪我をする
その時の滑稽な仕草 見られたものじゃない
(遊郭通いもほどほどにしないと痛い目にあいますよ)
訳は、ずっと後になって知ったので、そのときは、まったく歌詞の意味が分りませんでした。ただ、「こんなに、かっこよく軽快に、それでいながら懐深く“ヘイヘイ ヘッ ヘヘイ”が言える人は他にいない」と確信いたしました。後で調べて、沖縄民謡の最高峰であった人と知りました。1999年、肺がんのため、79歳で亡くなったそうです。生のライブを聴く機会がなかったのが残念です。
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