唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
イタリアGP表彰台でのでのフェリッペ・マッサ
もう先週末の出来事ではありますが、私自身が感じたことの記録として残しておくのが良いかと思いましたので忘れないうちに書いておきます。Formula One イタリアGP表彰式でのこと。
4位でレースを終えるかに見えたウィリアムズのフェリッペ・マッサが、ニコ・ルズベルグのエンジンブローによりまさかの4位フィニッシュ。今年はウィリアムズのマシンを駆るとは云っても2006年から昨年まで8年までフェラーリで走ったドライバーだ。昨年まで応援してくれたファンの前での久し振りの表彰台がよほど嬉しかったのだろう、表彰台での英語でのインタビューが終わらぬうちに、イタリア語で喜びを爆発させていた。
そうだろうと思う。思い起こせば2008年、最終戦の最終コーナーで失った「フェラーリでの幻のチャンピョン」。あの時タイトルを取ってさえいれば、それ以降のリザルトに関わらず歴史に残るドライバーとなれたのに、それ以降は目立った戦績を残すことができずに、ウィリアムズに移籍することでかろうじてF1ドライバーとしてのキャリアを重ねることができたマッサ。そんなマッサをフィフォシは忘れていなかったのだから、彼らの前での久々の表彰台が嬉しくないわけはない。
レース後のインタビューで「もう若くない」などと口にしていたマッサだが、低年齢化が進む現代F1にあって34歳はすでに超ベテラン。自身のF1でのキャリアを考えて思わず口をついた「若くない」であったのだろう。幸にして戦闘力を取り戻した2015年のウィリアムズ。来季のシート確保は難しくないかも知れないが、若く才能あふれるドライバーのためにシートを開け渡さなければならない時が遠からずやってくる。そんなことも考えてはいるマッサなのだろうな。
これまで、私の好きなドライバーランキングの上位にいたわけでもないマッサだけれど、イタリアGPの表彰台を見て、なんだか急に好きになってしまったマッサであるぞ。
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