彼岸花

四方より馳くる畔の曼珠沙華  中村汀女

 俳句では曼珠沙華と詠まれることが多いような気がしますが、一般的には彼岸花でしょうか。文字通り(秋の)お彼岸に咲きますが、花が咲く時期には葉がないのにどうして咲くべき時期を知るのか不思議です。

 地方によっていろいろな呼び名があり、一説によると千種をを越えるとか。確かに多いですね。郷秋<Gauche>がしっているだけでも、曼珠沙華、彼岸花、死人花、地獄花、幽霊花、狐花、葉はし花無し花。他にもあったかしらん。

 日本では庭に植えるのは憚られる感じがありますが、ヨーロッパではこれを盛んに改良しているのだと聞いたことがあります。日本ではどうしても死者、墓地と結びつけて考えがちですが、花の美しさという点ではなかなかのものですから、当然とも云えるでしょうか。

🌟毎週末に撮影しUpする、横浜市青葉区の自然あふれる森、里地と里山の今を伝える「恩田の森Now」も是非ご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/ondanomori 

コメント ( 0 ) | Trackback (  )