古書店が増えている?!

 古書の数が90年代の120店から、現在は約150店に増えているのだと云う。 
http://www.asahi.com/articles/ASHDR7FXSHDRUTIL02B.html

 まさかと思うのだが、どうも事実らしい。ただし、「古書店特区」とも云える東京神田の古書店街でのお話。全国的に見れば新刊書店でさえその数が少なくなっているのだから、それ以上のスピードで古書店の数が少なくなっていることは間違いない。残念なことである。

 欲しい新刊書があるのならばネットで買うのも良い。でも、書店には予期せぬ本との出会いと云う楽しみがあるのだ。つい先ほどまで、あんな分野の、こんな本があるとは夢にも思わなかった、そんな本との出会いがあるのが書店だ。古書店には更に20年、50年、100年と云う時空間を超えた出会いの楽しみが加わるからますます面白いのだ。

 郷秋<Gauche>の仕事場のある街から古本屋が消えて10年になるだろうか。小さくはあっても大学のある街だと云うのになんと寂しいことか。お隣の町田駅周辺の古書店も現在は一店限り。今どき古書だってネットで検索して注文ができるけれど、フラリと入って10分20分の時間つぶしのできる古書店、無口で取っ付きにくいけれど一度話し出すと止まらない親爺がいる古書店、思いもかけない本との出会いが待っている、そんな古書店が少なくなるのはまっこと残念なことであるなぁ。

 横浜市青葉区の里山「恩田の森」の四季の移ろいを毎週撮影し掲載している「恩田の森Now」も是非ご覧ください。只今は1月10日撮影の写真を4点掲載いたしております。
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori 

コメント ( 0 ) | Trackback (  )