カローラにGTI?!

 次期カローラ、つまり12代目のカローラにGTIが登場する(かもしれない)と云うニュースがネット上を飛び交っている。確かに2代目にはDOHCエンジンを搭載したレビンがあった。4代目カローラの型式「86」は現代のスポーツカーの名前として蘇った。カローラとスポーツとが全く無関係かと云えば、必ずしもそうではないのだが・・・。 しかしいまどき、12代目に至ってGTIを名乗るモデルを登場させる意味があるのか?

 だってそうだろう、かつてレビンが受け持ったマーケットは「86」が受け継いでいるのだから。いまや待て、カローラと云えば4ドアの実用車だから、そこに「86」並みのエンジンを積んでVW Golf GTI に対抗しようと云うのか。それなら解る。ただし、少なくとも国内市場で全く売れないだろうな。

 初代Golf GTIが登場して以降「GTIクラス」が出来上がった。GTIクラスとは、実用的なボディの小型車の足回りを強化し、少しばかり強力なエンジンを乗せた、やや大袈裟に云えば「羊の皮を被った狼」的な、一見単なる実用車のようでも、名ばかりのスポーツカーを「カモル」こともできるクルマのことだ。

 しかしねぇ、ベースとなるモデルに「オヤジ臭さ」があってはGTIにはなれないのだよ。Golfの場合には、四角い実用一点張りの2ドア、4 ドアであったが、オヤジ臭がしないクリーンなボディであったからGTIとして孤高のポジションを獲得することができたのだ。カローラには無理でしょう。いや、カローラと云う名前では無理でしょうと云うべきかな。

 全く新しい名前を持った、オヤジ臭くないクリーンなボディの4ドアセダンあるいは5ドアハッチバックの足回りを締め上げてフレキシブルかつ強力なエンジンを積めば、それは魅力的なモデルになるだろうね。この時代だからハイブリッドエンジンであっても勿論かまわない。でも、右足一つでコントロールできる程スポーティーなクルマであって欲しいと思うのは、すでに時代錯誤なんだろうな。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、我が家の駐車スペースに進出しつつある姫蔓蕎麦。残念ながらこの進出もあと1、2週間で終わる。霜が降りるようになると枯れて一旦地上からはその姿を消すのです。でも大丈夫。春にはまた愛らしい姿を見せてくれますから。

 毎週撮影・掲載している「恩田の森Now」に、ただいまは11月13日に撮影した写真を6点掲載いたしております。晩秋の森の様子をどうぞご覧ください。
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