唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
久しぶりの言葉遊び
オフィスで使っているグループウェアの掲示板に時折「訃報」が掲載されます。例えばこんな感じで。
(前略)の御母堂 〇〇〇〇様におかれましては、〇月△日にご逝去されました。(享年〇〇歳)
謹んでご冥福をお祈りいたしますと共にご報告申し上げます。
なお、通夜・告別式は下記の通り執り行われます。(後略)
自分が書くものはいつもいい加減(≠良い加減)な文章、誤字・脱字、ミスタイプだらけなのに、人が書いたものにはやたらと厳しい郷秋です。
1. 「御母堂」:母堂は他人の母親を敬って云う言葉だから「御」を付けると二重敬語になる気もしますが「ご母堂」が慣用か。ただし御母堂ではなく「ご母堂」とする。「御」は「おん」と読む場合のみ漢字で書く。
2. 「ご逝去」:逝去は死去の丁寧語ですから「ご」を付けると二重敬語となる。
3. 享年〇〇「歳」:享年は亡くなった時の年齢ではなく、この世に生を受けていた年数のことですので「歳」ではなく「年」。時に「才」も見かけますが「才」は才能の才。「歳」の画数が多いために手書きの時に借字として使うことがありますが、文字としては誤り。
4.「ご冥福をお祈り」:仏教徒(浄土真宗を除く)についてのみ使うお悔やみの言葉です。したがって、浄土真宗以外の仏教徒であることが明確である場合以外には使わない。
5. タイトルに「訃報のお知らせ」と書かれた「訃報」を時折見かけます。本来「訃」だけで人の死を知らせること、死亡の通知ですので「訃報」で重言、「訃報のお知らせ」となれば三重言?
次いでにもう一つ、「ご報告申し上げます」。報告は告げ知らせることですが、取り分け仕事として与えられた調査や研究の結果・成果などを知らせることであり、訃報の場合には逝去の事実と共に葬儀等の予定を伝えるものですから、報告ではなく「お知らせいたします」が相応しいか。
とまぁ、自分が書く駄文を棚に上げて書いてみましたが、日本語のプロではありませんので「こんな感じ?」的全然素敵じゃない私的な指摘です。「違うじゃん」「訳解らん」「日本語検定5級!」とか、お気づきの方がおられましたらぜひ是非ご教示くださいませ。
今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もない梅雨晴れ間の紫陽花。紫陽花も見頃を過ぎたでしょうか。梅雨明けが待たれるこの頃ですね。
「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは 7月3日に撮影した写真を5点掲載いたしております。梅雨の晴れ間の森の様子をどうぞご覧ください。
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