ライカ・パナソニック・シグマが連合?!

 43rumors(https://www.43rumors.com/)に、ライカ、パナソニック、シグマの三社がライカのLマウントをベースとした35mmフルフレーム・ノンレフレックス・システムで協業(work closely together)すると云うビックリの噂。

 ライカ、パナソニック、シグマの三社は共にフォーサーズ(4/3)規格陣営ですが、ライカはAPS-C及び35mmフルフレームのモデルも独自に展開しております。パナソニックはM4/3のみを展開、シグマはM/4/3レンズを展開しつつもカメラでは独自路線。

 ニコン及びC社が35mmフルフレームのノンレフレックス・システムを発表したこの時期に三社が同じ土俵での勝負する覚悟を決めたと云うことかも知れませんが、不思議なのは4/3の元締めたるオリンパスの名前がないことです。元締め故にそう簡単に4/3の御旗を降ろす訳にはいかないと云うことでしょうか。

 43rumorsの記事を読んで思うことの一つは、シグマが独自のSAマウントを捨てて本格的なカメラメーカーへの道を歩み始めるのかと云うこと。もしそうだとすれば高い技術力を持つ同社だけに今後の展開が楽しみになります。仮にレンズに専念するとしても、少なくとも「サードパーティー」と蔑まれることはなくなるかも知れません。

 そして気になるのは、やはりオリンパスの動きです。オリンパスが独自にフルフレーム・ノンレフレックスカメラを作ることは可能だろうけれど、少なくとも20本程度の専用レンズを一気に用意することは困難です。それがどれほど困難な事なのかは、ニコンとC社が発表したフルフレーム・ノンレフレックス用のレンズの本数を考えればすぐに判ることですが、オリンパスがこの三社に加わるとなれば、レンズ資産を4社間で補完し合える訳ですから話は変わってきますね。

 自分が買うかどうかは別にしても、選択肢が増えるのは良いことです。組織や業界が、あるいは国家が正常に機能・発展するために何よりも大切なのは多様性なのですから。


 と云うわけで今日の一枚は、小さなOLYMPUSたち。いまや小ささこそがオリンパスの「寄る辺」であろうと思う郷秋<Gauche>です。果たして大きな(フルフレーム)オリンパスが登場した時、私たちはそれを素直に受け入れることができるでしょうか。

注:初出時に「SLマウント」と書きましたが、ライカSL用のマウントの名称は「Lマウント」でしたのでそのように訂正いたしました。

 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは8月27日に撮影した写真を6点掲載いたしております。厳しい残暑の森の様子をご覧いただければ幸いです。

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