唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
食べ歩き? それは歩き喰い!
昨日の朝日新聞朝刊の横浜版です。
「ポイ捨てのない中華街」へと題した記事の脇見出しにこう書かれていました。
「焼き小籠包に台湾唐揚げ、イチゴあめ・・・。食べ歩きは「横浜中華街(横浜市中区)の醍醐味の一つだ。一方で包み紙やくしなどのゴミの『ポイ捨て』に中華街は悩まされてきた」。その解決策として「食べ歩き81店に公式ゴミ箱」を設置すると云う記事。
おっと待った! 食べ歩きって、ゴミをポイポイ捨て捨てながら、歩きながら食べることですか? 違うでしょう!
食べ歩きとはその地方、その街の独特の食材を使った名物料理や珍しい食べ物をあちらこちらの店を巡って食べること。
天下の朝日新聞たるものが「食べ歩き」と「歩き喰い」の違いをわきまえず、「歩き喰い」を「食べ歩き」とはなんたることか。朝日新聞、言葉のプロとしての矜持はどこへ行った!
注:「喰」は常用漢字ではありませんので通常は「食」の字を使いますが、歩き喰いのような己が食欲と「映え欲」を満たすが為の下品な行為には「喰」の字が似合いだと考え敢えて使っております。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは4月9日に撮影した写真を7点掲載しております。春爛漫となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/faccb9aabb469450c741245309a1de18
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#食べ歩き #下品な歩き喰い #朝日新聞 #落ちた日本語のプロ #いまどきの日本語
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食べ歩きとポイ捨て、見出しから察すると中華街はポイ捨てが横行する品の無い街のように誤解されてしまいますね。どうして日本のマスメディアは事実と異なるような見出しを多用するのでしょうか?
近年は海外のニュースサイトも気軽に読めようになったので比較できますが海外のそれは淡々と書かれているのが日本とは違うみたいです。
やはりこの国はさださんの「風に立つライオン」の歌詞の一節のようにどこかで道を間違えたようです。
こんにちは&コメントありがとうございます。
まともであったはずの新聞までもが、スポーツ新聞やゴシップ専科の週刊誌のような見出しを使うようになってしまいました。耳目を集められればそれで良いと云う感じですね。この傾向はますます強くなることでしょう。
報道と日本語のプロとしてのプライドはどこに行ってしまったのでしょうか。