宮城県にカンガルー?

 宮城県の北西部にある大崎市に野生のカンガルーがいるらしいとの情報(昨日の読売新聞朝刊37面)。地球温暖化の影響で房総半島辺りのカンガルーが北上したわけでは、勿論無い。大体日本では動物園以外にカンガルーがいるなどという話を聞いたことがない。

注:大崎市は平成18年3月31日、古川市・松山町・三本木町・鹿島台町・岩出山町・鳴子町・田尻町の1市6町が合併して誕生した。

 ところが昨日の読売新聞によれば大崎市の真山地区では7年前から20件余りの目撃情報が寄せられているらしい。地元の方の話では「この辺りの人は牛もカモシカも知っているから見間違えることはない」とのこと。また動物学者によれば、カンガルーは環境適応能力が高く氷点下になる場所でも生息が可能なのだと云う。

 近くの動物園からカンガルーが逃げ出したとの情報はなく、個人がペットとして飼育していたカンガルーが逃げだし、あるいは捨てられ野性化したことが考えられるようであるが、主として熱帯~亜熱帯地方に分布するカンガルーがもし宮城県北部で野生化しているのだとすれば、やはり地球温暖化の影響はあるんだろうな。

 前にも書いたことがあるけれど、関東地方辺りでは棕櫚(シュロ)が路地で普通に生育していることから関東地方は「亜熱帯」だと主張する植物学者がいるらしい。ブルゴーニュのドメーヌ・シュブロの若き当主、パブロ・シュブロによれば、温暖化により、栽培するブドウの品種を変えなければならない時期が近づいているとのこと。郷秋<Gauche>が住む横浜市青葉区辺りでは、これまで栗や柿の木が植えられていた畑でミカンの栽培を始めたのを見かけることが多くなった。いずれも温暖化の影響だ。

 かく云う我が家では、つい最近バレンシアオレンジの苗木を庭に植えた。最初は園芸雑誌で見かけたリンゴの木の垣根を作ってみようかと思ったのだが、いや待てよ、温暖化が更に進むことを考えれば、北方系のリンゴよりも南方系の柑橘類だろと安直に考えて、美味しいジュースになりそうなバレンシアオレンジの苗木を2本取り寄せて植えてみたのである。

 果たして我が家の庭でバレンシアオレンジの実がたわわに実るや否や。このblogで実った報告がなければ、郷秋<Gauche>の無謀な思いつきは頓挫したものとお思いくださいな(^^;


 今日の一枚はカンガルーくんではなく、何故かなるせの森に住む山羊さん。番匠谷戸の入り口に農作業小屋を構えている方が飼っています。ペット用に小型化した山羊とのことです。雑草を食べてくれて肥料になる糞を落とすので一石二鳥、随分と役に立つのだとか。
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Unknown (郷秋<Gauche>)
2024-11-20 09:15:34
15年前に植えたオレンジの木は見事に成長し、毎年60〜70個のオレンジの実を収穫できるほどになりました。
 
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