地球を一回りしたジャガイモの花

 カレーにシチュー、フライドポテトにポテトサラダ、味噌汁、肉じゃが、コロッケ、ジャーマンポテト、ポテトグラタンと、食卓に登場しない日はないほどに親しまれているジャガイモですが、その花をご存知ない方も少なくないかも知れません。花屋さんで売っているわけではありませんので、近くに畑のないところに住んでおられた方はご存知ないでしょうね。

 ジャガイモは南米ペルーの南部が原産地と云われております。このジャガイモがヨーロッパに伝えられたのが15〜16世紀頃。その後ヨーロッパでは食料として重要な作物となります。日本には1598年にオランダ人によって持ち込まれたとされております。ジャワ島のジャガタラを経由して長崎へ伝来したためジャガタライモと呼ばれ、それがジャガイモとなったとの説が有力です。

 一方、18世紀末にはロシア経由で今の北海道・東北地方に移入され、飢饉対策として栽培されたともされてるようです。江戸時代後期には北海道のアイヌもジャガイモを栽培していた記録があるようです。

  南米ペルー原産のジャガイモが大西洋を渡り、ユーラシア大陸を海路あるいは陸路で地球をほぼ一周して極東の島国である日本に伝えられ、最初は洋食の食材とされたものがいつしか味噌汁の具や肉じゃがになり、すっかり日本に土着したわけですね。

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